Microsoftと「Azure Stack」のハイブリッドコンピューティングアプライアンスで提携しているDell EMC、Hewlett Packard Enterprise(HPE)、Lenovoの3社が、米国時間7月10日より受注を開始した。

Microsoftの担当者は10日、パートナー各社は現在「Azure Stack Development Kit(ASDK)」ベースでの検証モードに入っていると述べた。Azure Stackサーバは2017年9月に顧客向けに出荷される見通しだ。
Microsoftは先に、Azure Stackの価格とライセンスに関するデータシートをダウンロード可能にしている。
Azure Stackは、特定のサーバハードウェアで動くアプライアンスの形で提供される。顧客は、Azureパブリッククラウドプラットフォームで稼働する多くのものを、自社やパートナーのオンプレミスデータセンターで動かすことができる。
MicrosoftはAzure Stackを、真に一貫性のあるハイブリッドクラウドプラットフォームとしている。ユーザーはオンプレミスでAzure Stack内に保存されているデータに対し、Azureパブリッククラウドサービスを使うことが可能になり、同じAzureサービスベースのアプリケーションを、パブリックのAzureクラウドとAzure Stackの両方に実装できる。
Microsoftとパートナー各社は、アプリケーションやワークロードを厳しい規制要件に対応する必要のあるユーザーのほか、AzureとAzure Stackの両方で動くアプリケーションをオンプレミスで構築したい開発者向けにもAzure Stackは適していると位置付けている。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。