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サーバの復権を狙うAMD--EPYCプロセッサの性能とコスト - (page 2)

山本雅史

2017-07-18 06:00

 企業では、EPYC搭載サーバの導入を当面見送るといった様子だ。実際に、EPYCサーバが導入され始めるのは2018~2019年になるだろう。特に信頼性や安心感といったものを重要視する企業では、すぐにはEPYC搭載サーバを導入しない。

 ただ、大学のハイパフォーマンスコンピューティング用サーバや、パブリッククラウドサービスのデータセンターなどでは、コストとパフォーマンスに優れたサーバを必要としているため、2017年中にEPYC搭載サーバを導入する事例が出てくると思われる。企業がEPYCプロセッサやAMDに対する信頼感を高めて検討するかどうかは、こういった事例を確認してからだろう。実際、Microsoftは、いち早くパブリッククラウド「Microsoft Azure」での採用を発表している。

 AMDは、継続的にEPYCプロセッサを進化させ、IntelのXeonに負けないパフォーマンスを持つサーバプロセッサとして提供し続けていかないと、サーバ市場である程度のシェアを持つことはできないかもしれない。同社はZenコアを1~2年ごとに進化させていくとしている。2020年までには、「Zen2」(7nmプロセス)を使った「Rome」(開発コード)や「Zen3」(7nmプロセス)を使った「Milan」(開発コード)のリリースを計画している。

 AMDが企業からの信頼感を高めるためには、公表したスケジュール通りに次世代のプロセッサをトラブルなくリリースしていく必要がある。もしリリースが延期されたり、リリースしてもまとまった数を出荷できなかったり、あるいはアーキテクチャに問題があってパフォーマンスが悪ければ、すぐにでも信頼感を失いかねず、サーバ市場での信用を得ることはできないだろう。

AMDは1~2年先にZenアーキテクチャを改良したZen2をリリースし、もう1~2年後にはZen3も予定する''
AMDは1~2年先にZenアーキテクチャを改良したZen2をリリースし、もう1~2年後にはZen3も予定する
Zenコアの進化に従ってEPYCでは「Rome」(Zen2)や「Milan」(Zen3)がリリースされる予定だ''
Zenコアの進化に従ってEPYCでは「Rome」(Zen2)や「Milan」(Zen3)がリリースされる予定だ

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