レノボ・エンタープライズ・ソリューションズは7月12日、エンタープライズ製品の新ブランド「ThinkSystem」「ThinkAgile」を発表した。新ブランドによる新しい製品群を順次発売する。

レノボのエンタープライズ製品の新ブランド
新ブランドのうち、「ThinkSystem」はサーバやストレージ、ネットワーク、スイッチの各製品が対象で、「ThinkAgile」はソフトウェアデファインド製品を対象としている。同社は、IBM時代にPCやサーバなどの事業で使用された「Think」のブランドを引き継ぐ新ブランドの製品群により、ハイパフォーマンスコンピューティング基盤や人工知能向けシステム、ハイパースケール環境に向けたシステムなどのインフラ領域に注力していくと表明した。
ThinkSystemブランドの製品群では、インテル Xeonプロセッサを搭載するサーバなど20種類以上をラインアップする。また、サーバ管理ソフトウェアの「XClarity」を刷新。業界標準の管理プロトコルを採用したRedfishベースのREST APIのサポートや、GUIによるUEFIなどのハードウェアの管理性を向上させた。
ThinkAgileブランドの製品では、同社のサーバとMicrosoft Azure Stackによる統合システム製品「ThinkAgile SX for Microsoft Azure Stack」を投入する。今後はハイパーコンバージドインフラ製品「Converged HX」やソフトウェアデファインドストレージ「DX」シリーズも新ブランドに統合する。