広告クリックマルウェア「Magala」、出稿主に実害多数か

ZDNet Japan Staff 2017年07月13日 15時13分

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 Kasperskyが、検索による広告ページをクリックすることで収入を得ようとするトロイの木馬「Magala」を発見した。感染したコンピュータでは、マルウェアがクリック操作をすることによるリソース消費が起きるだけで、広告主が実害を被ると解説している

 Magalaは、Internet Explorer 9以上を搭載するWindowsマシンでのみ動作するという。感染に成功すると、ユーザーに気付かれることなく仮想デスクトップを初期化して、ツールバーの「MapsGalaxy」をインストールする。さらに、特定サイトに関連する情報をレジストリに追加して、ウェブブラウザのホームページに設定してしまう。

 その後、Magalaは外部のC&Cサーバから検索語句などのリストを入手し、ホームページに登録されたページを通じて検索を実行する。検索結果の幾つかは、キャンペーン広告サイトになっている。

「Magala」が登録してしまうホームページ(出典:Kaspersky)''
「Magala」が登録してしまうホームページ(出典:Kaspersky)

 同社研究員のSergey Yunakovsky氏は、こうした広告サイトの平均クリック単価は0.07ドルだが、今回のケースでは2.2ドルであり、仮に1000台の感染マシンからなるボットネットを駆使すれば、最大350ドルを稼ぐことができると解説する。

 Magalaの感染は米国とドイツ、フランスに集中しているが、ロシアや中国、インド、タイなどでも報告されている。Yunakovsky氏は、ランサムウェアや標的型攻撃などによる被害ばかりではなく、こうした広告を悪用して荒稼ぎする「好ましくないソフトウェア」やアドウェアなどがもたらす影響にも目を向けるべきだと指摘している。

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