IBM、「Watson」搭載のIT管理サービスプラットフォーム発表

Tas Bindi (ZDNet.com) 翻訳校正: 矢倉美登里 吉武稔夫 (ガリレオ) 2017年07月13日 12時48分

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

 IBMは、「Watson」を搭載したクラウドベースの新しいサービスプラットフォームを発表した。企業はこのプラットフォームを利用し、IT業務を自律的に管理できるようになる。

 「IBM Services Platform with Watson」は、潜在的な問題を予測、特定し、自己修復することが可能なほか、ハイブリッドIT環境に関するリアルタイムの可視性をITチームに提供し、データに基づいてより迅速な決定ができるようにするとIBMは述べている。

 コグニティブなインサイトが加わることによって、このプラットフォームは、継続的なコンプライアンスや自律的なガバナンス、セルフサービス方式の自動プロビジョニングといったより複雑な業務の自動化を実現するという。

 IBMのGlobal Technology Services Labs(GTS Labs)のバイスプレジデントであるGopal Pingali博士は、次のように述べている。「ITの未来はコグニティブに基づいたものになり、その原動力はビッグデータだ。大切なのは、常にIT環境が稼働している状態にしておき、現代のデジタル事業のニーズに合わせて規模を拡大できるようにすることだ。これは、ハイブリッドクラウドの管理や自動化、Watsonベースの認知能力を統合した業界初のプラットフォームだ」

 「たとえば、このプラットフォームは、あるインシデントの存在を検知して自動的に解決するだけではない。まだ自動化されていない新しいインシデントについて学習し、(新たな)インシデントに対処するために構築できる自動化システムを提案してくれる」(Pingali博士)

 IBMのデータレイクは、銀行や小売のような「データインテンシブ」な業界において、30年以上の間に得られた情報から収集されたシステム運用データに基づき、新プラットフォームの「データファウンドリ」の役割を果たす。

 Watsonを搭載する新プラットフォームにより、自動化ツールは、単純な指示を実行する以上のことをできるとIBMは述べている。診断を行い、問題の根本的な原因に対処するアクションをとったり、構造化されていないメールやチャットを自然言語で読解したり、そこから得られたインサイトを利用して、人間の介入なしに問題を解決したりできる。

 このプラットフォームによって、多くの場合は人の介入が不要になるが、Pingali博士によると、人が介することの必要な問題が発生することも「まれに」あるという。その場合、人は会話形式でWatsonと話し合い、最善の解決策を特定できる。

この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

ZDNet Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

この記事を読んだ方に

関連ホワイトペーパー

SpecialPR

連載

CIO
トランザクションの今昔物語
研究現場から見たAI
Fintechの正体
米ZDNet編集長Larryの独り言
大木豊成「仕事で使うアップルのトリセツ」
山本雅史「ハードから読み解くITトレンド放談」
田中克己「2020年のIT企業」
松岡功「一言もの申す」
松岡功「今週の明言」
内山悟志「IT部門はどこに向かうのか」
林 雅之「デジタル未来からの手紙」
谷川耕一「エンプラITならこれは知っとけ」
大河原克行「エンプラ徒然」
内製化とユーザー体験の関係
「プロジェクトマネジメント」の解き方
ITは「ひみつ道具」の夢を見る
セキュリティ
「企業セキュリティの歩き方」
「サイバーセキュリティ未来考」
「ネットワークセキュリティの要諦」
「セキュリティの論点」
スペシャル
課題解決のためのUI/UX
誰もが開発者になる時代 ~業務システム開発の現場を行く~
「Windows 10」法人導入の手引き
ソフトウェア開発パラダイムの進化
エンタープライズトレンド
10の事情
座談会@ZDNet
Dr.津田のクラウドトップガン対談
展望2017
Gartner Symposium
IBM World of Watson
de:code
Sapphire Now
VMworld
Microsoft WPC
Microsoft Connect()
HPE Discover
Oracle OpenWorld
Dell EMC World
AWS re:Invent
AWS Summit
PTC LiveWorx
より賢く活用するためのOSS最新動向
古賀政純「Dockerがもたらすビジネス変革」
中国ビジネス四方山話
ベトナムでビジネス
米株式動向
日本株展望
企業決算