富士通、PCサーバ「PRIMERGY」の新モデルを発売

NO BUDGET

2017-07-14 15:07

 富士通は7月12日、PCサーバ「PRIMERGY」の新モデルを発売した。新製品は「FUJITSU Server PRIMERGY」の5モデルで、最新の「インテル Xeon プロセッサー・スケーラブル・ファミリー」を搭載する。

 新モデルは、ラック型サーバ「PRIMERGY RX2530 M4」「PRIMERGY RX2540 M4」、マルチノードサーバ「PRIMERGY CX2550 M4」「PRIMERGY CX2560 M4」、最新のGPUコンピューティングカードを搭載した「PRIMERGY CX2570 M4」。

 インテル Xeon プロセッサー・スケーラブル・ファミリーは、従来比約1.6倍の性能向上を実現しており、新製品には、さらにサーバ管理機能「iRMC(integrated Remote Management Controller)」を、セキュリティや利便性において強化している。

 「PRIMERGY RX2530 M4」「PRIMERGY RX2540 M4」は、最大3TBの大容量メモリや最大215TBの大容量ストレージによる拡張性を備え、中堅企業や大企業における基幹システムや仮想デスクトップシステム、クラウド環境を支えるデータセンターなど幅広い利用環境に適している。


 「PRIMERGY CX2550 M4」「PRIMERGY CX2560 M4」「PRIMERGY CX2570 M4」は、2Uラック型のシャーシ「PRIMERGY CX400 M4」に、複数台搭載可能なマルチノードサーバ。また、「PRIMERGY CX2550 M4」PRIMERGY CX2560 M4」は、2Uサイズのシャーシに最大で4台搭載でき、19インチラックあたりサーバノード最大84台の集積密度を実現している。

 「PRIMERGY CX2550 M4」は、ハイパフォーマンスコンピューティング(HPC)向けのPCクラスタに求められる要件に特化。また、新たにラインナップに追加した「PRIMERGY CX2560 M4」は、1ノードあたり最大6基のHDDを搭載可能で、高集積密度・高拡張性を保持するとともに、取り外しや交換が可能なオンボードネットワークカードを採用している。

 「PRIMERGY CX2570 M4」は、人工知能システムやHPCに最適なGPUコンピューティングカードや、仮想デスクトップシステムでの高度な画像処理を実現するVDIグラフィックスカードを搭載可能なマルチノードサーバ。2Uサイズのシャーシに最大2台搭載可能で、従来の接続規格であるPCI Expressより高速にデータの共有が可能な「NVIDIA NVLINK」でGPU間を接続する。1ノードあたり最大4枚のGPUコンピューティングカード「NVIDIA Tesla P100」を搭載することで、AIシステムやハイパフォーマンスコンピューティングにおいて、従来比2.2倍の処理性能向上を実現している。


 新モデルの希望小売価格、提供開始時期は下記の通り。


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