Linux対応「SQL Server 2017」のリリース候補版が公開

Mary Jo Foley (Special to ZDNET.com) 翻訳校正: 編集部

2017-07-18 11:48

 Microsoftは米国時間7月17日、「SQL Server 2017」の初のリリース候補(RC)版をリリースした。


 SQL Server 2017は、LinuxとWindows Serverの両方で動く初のSQL Serverとなる。Microsoftの関係者によると、SQL Server 2017は今夏に一般提供を開始する予定という。

 Microsoftはこれまで、SQL Server 2017のCommunity Technology Previewを7回リリースしている。Microsoftは今回、Microsoft Researchの「Drawbridge」技術を利用して、SQL ServerをLinux上で動かすことができるようにした。DrawbridgeはMicrosoft Researchが数年がかりで開発している「ライブラリOS」コンセプトを活用しており、アプリケーションのサンドボックス化向けの仮想化技術だ。Windows 10でBashシェルを動かすにあたっても重要な役割を果たした。

 SQL Server 2017はLinuxサポートに加えて、グラフデータ処理機能も提供する。データ暗号化のTLS、「SQL Server Analysis Services(SSAS)」「SQL Server Integration Services(SSIS)on Linux」「SSIS on Windows Server」などの機能も備える。

 SQL Server 2017はRed Hat Enterprise Linux、Ubuntu Linux、SUSE Linux Enterprise Serverにインストールできるほか、Windows Server、それにLinux/Windows/macOS上のLinux Dockerコンテナ上で動かすことができる。

 

 

この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

ZDNET Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

ZDNET Japan クイックポール

注目している大規模言語モデル(LLM)を教えてください

NEWSLETTERS

エンタープライズ・コンピューティングの最前線を配信

ZDNET Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]