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日本株展望

日経平均膠着--4~6月決算発表でどう動く? - (page 2)

ZDNet Japan Staff

2017-07-18 10:22

これから始まる4~6月決算に注目

 7月後半から、4~6月決算(218年3月期の第1四半期)決算の発表が本格化する。膠着感が出つつある日経平均が動くきっかけになる可能性があり、注目される。6月日銀短観で示された大企業DI(業況判断指数)が、以下の通り、製造業・非製造業とも良かったので、4~6月決算は、良好な内容と期待される。

日銀短観、大企業DI(業況判断指数):2012年3月~2017年6月


出所:日本銀行

 ただし、不安材料を抱えた業種もあり、実際に出てくる決算が、市場にとって好感される内容になるか、慎重に見極める必要がある。

(1)自動車は要警戒

 自動車は、決算内容が良くない可能性があり、注意を要する。米国で自動車販売が減少してきていることがマイナスに響く。特に、日本メーカーが得意としてきた、燃費の良い乗用車が不振である影響が懸念される。

 自動車は、短期業績だけでなく、中期的にも懸念材料が増えている。まず、車載用電池の性能向上によって電気自動車が次世代エコカーとして主流になっていることが逆風である。日本が得意とするハイブリッド車が、次世代カーとして売れにくくなってきている。

 日本の自動車産業は、ガソリン車に使う内燃機関を製造するためのラインを大量に保有する。したがって、内燃機関が不要になる電気自動車の普及は、長期的に日本の自動車産業にダメージとなる可能性がある。

 日本メーカーは、内燃機関を使いながら電気でも走らせるハイブリッド車やプラグイン・ハイブリッド車をメインに、次世代エコカーの開発をしてきた。世界が電気自動車を次世代車のメインに据え始めたことは、長期的な不安材料となる。

 さらに、世界に広がる保護主義で自動車産業がターゲットとなりやすいこと、不具合があった場合の自動車産業にかかるリコール費用や課徴金が巨額化する傾向があることも、懸念材料となりつつある。

(2)設備投資関連に期待

 産業用ロボットや、FA(工場自動化)機器への投資が中国で増えてきていることから、ロボット・センサー・工作機械などの、設備投資関連に回復色が強まることが期待される。

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