キヤノンITソリューションズ(キヤノンITS)とNTTデータ イントラマートは、業務プロセス管理(Business Process Management:BPM)システム開発分野で協業する。キヤノンITSのウェブアプリケーション自動生成ツール「Web Performer」と、NTTデータ イントラマートの「IM-BPM」を連携させたソリューションを7月下旬から提供する。7月11日に発表した。
Web Performerは、必要なシステム要件を元に、GUIエディタなど可視化された開発画面を活用してシステムを開発。ウェブアプリケーションと同時にドキュメントを自動生成できるため、システム利用者が必要とするシステムの外部設計情報を素早く提供することができる。
IM-BPMは、営業・販売や生産、物流など、これまで個別にシステム導入されることで分断化されていたビジネスオペレーションを一連の業務プロセスとして可視化、効率化する。企業の経営目標やビジネス戦略を実現するための全体最適な業務プロセス管理を実現し、かつ業務プロセスの継続的な改善や最適化にも効果を発揮するという。
Web PerformerとIM-BPMの連携イメージ(キヤノンITS提供)
両製品を活用することで、働き方改革に欠かせない業務プロセス全体の最適化やビジネス戦略にあわせた独自性が求められる業務システムを迅速に開発できるとしている。
Web Performerの税別価格は最小システム構成で360万円から。両製品を連携させたBPMシステムの開発やシステム導入については、キーウェアソリューションズをはじめとする両社のパートナー企業が担当する。
キヤノンITSは、今回のBPMシステムのアジャイル開発ソリューションの提供などを加えることにより、Web Performerを中核とするSIソリューション事業で2020年に売上高50億円を目指す。