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サーバ向け新プロセッサのXeon Scalable--アーキテクチャで探るその中身 - (page 3)

山本雅史

2017-08-07 06:00

仮想化機構「VT-x」の進化

 サーバにとって重要な機能である仮想化支援機能の「VT-x」も改良され、性能がアップしている。今回追加されたのは、「MBE」(Mode Based Execution control)」と「TSC」(Timestamp Counter Scaling)だ。

 MBEは、プロセッサレベルでハイパーバイザの改ざんが行われていないのかチェックする。システムが改ざんを検知したら、システムを停止することで、ハイパーバイザ上で動作している仮想マシンにトラブルが起きないようにする。ただしMBE自体で、エラーを回避できるわけではない。ハイパーバイザと連携して動くことから、ハイパーバイザがMBEをサポートし、エラーを回避する仕組みになっている必要がある。

 TSCは、動作クロックを調整する役割を持つ。動作クロックの異なるプロセッサ(サーバ)で稼働している仮想マシンをライブマイグレーション(サーバ間移動)する場合、プロセッサの動作クロックが大きく違うことで、トラブルが起こることがあった。そこでTSCにより、2つのサーバで動作しているそれぞれのプロセッサ間で動作クロックを調整し、問題なくマイグレーションできるようにする。

 BroadwellやSkylakeなどのプロセッサでは、物理コアは負荷や温度により、オーバークロック状態にして、性能を上げることがある。このため、常に動作クロックが変動しており、これがライブマイグレーション時に問題になっていた。Xeon Scalableでは、それをTSCが調整する。

 Intelでは、Xeon Scalableのコア数の増大、仮想化機能の改良によって、最大4.28倍の仮想マシン集約率を実現する。


Xeon Scalableでは、VT-xなど仮想化支援機能も改良されている(日本の発表会資料より)

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