日本オラクルは7月28日、新しいAPI管理ソリューション「Oracle API Platform Cloud Service」を提供開始すると発表した。
「Oracle Cloud」や他社クラウド、オンプレミス環境上にAPIゲートウェイを配置可能にし、APIの設計、開発、テスト、利用、運用といったライフサイクル全体を画面操作で実行する環境を一元的に提供する。クリックベースの宣言的機能やノンコーディングでの管理も可能で、SOA、DevOps、マイクロサービス、ID管理やデータセキュリティなどの既存技術との親和性も高いとしている。
ゲートウェイの配置はクリック操作で容易に選択でき、簡単な操作でサードパーティーのAPIも登録可能。事前に設定された同社のSaaS APIと同様にAPIをシームレスに使用できるようになる。また、既存のサービスをAPIとして実装し、既存アプリケーションやデータストアなどに格納されていたデータにアクセスできるようにすることも可能だ。
設計については、APIの開発者と利用者がともに利用可能。APIの管理運用にもひも付くAPIのデザインとドキュメントを作成する。APIのリストを適切に公開、一覧表示したり、APIの利用状況をさまざまな指標でダッシュボードから確認したりできる。また、セキュリティについては、OAuth 2.0、IPフィルタリング、流量制御などにより、コーディングなしでAPIに業界標準のセキュリティと脅威に対する保護を割り当てる。
利用価格は、税別で月額16万6845円から。