またGoldモデルは、Gold61XXとGold51XXの2つに分かれている(71XXシリーズがないため、将来的にPlatinumファミリーが拡張される可能性もある)。
Gold61XXは、最大22コア/44スレッド。動作クロックとしても最大3.4GHz(6コア製品)になっている。メモリとしてはPlatinum81XXシリーズと同じくDDR4 2666MHzをサポートしている。最大メモリ容量は768GB(Mモデルは1.5TB)になる。
一方のGold51XXは、最大12コア/24スレッド。動作クロックとしては最大3.6GHz(4コア製品)となっている。メモリはDDR4 2400HMzと、Paltinum81XXやGold61XXと比べて少し低い。
Goldモデルは2/4ソケットをサポートしているが、Gold61XXはPlatinum81XXシリーズと同じくプロセッサ間のインターフェースUPIを3本持つ。Gold51XXはUPIが2本しかない。このため、Gold51XXで4ソケットサーバにすると、他のプロセッサを経由してアクセスするプロセッサが1つ存在することになる(UPIが3本では4ソケットの場合、全てのプロセッサがダイレクト接続する)。他のプロセッサへのアクセスはレイテンシが大きく、デメリットとなる。このため、Gold51XXシリーズは2ソケットサーバで使われることが多いだろう。
AVX512に関しては、Gold61XXシリーズではPlatinum81XXシリーズと同じく2つのFMAを搭載する。Gold51XXシリーズではFMAを1つしか搭載していない。RAS機能に関して、Gold61XXにはPlatinum81XXシリーズと同じ機能が入っている。

Goldは61XXと51XXに分かれる。Gold61XXは4ソケットまでをサポートし、Platinumの4ソケット版といえる。Gold51XXは、Gold61XXやPlatinum81XXに比べて機能が少し落ちる