下位モデルのSilver41XXシリーズとBronze31XXは、2ソケットのみをサポート(UPIは2本)する。
Sliver41XXシリーズは、最大12コア/23スレッド。動作クロックとしては、最大2.2GHz(10コア製品)となっている。メモリに関してはDDR4 2400MHzまでで、AVX512も1つのFMAしか搭載していない。また、RAS機能のIntel RunSure Technology機能はサポートされていない。
Bronze31XXは、最大8コアまで。BronzeではHyperTheadingはサポートされていない。メモリに関してはDDR4 2333MHzまでサポートする。AVX512やRASは、Sliver41XXシリーズと同じだ。特にBronze31XXシリーズは、1ソケットサーバのXeon E3の置き換えをメインターゲットにしている。

SilverとBronzeは、エントリーサーバやワークステーション向け。特にBronzeは、HTをサポートしていない

Xeon Scalableはモデル名と型番によって区別される

Xeon Scalableファミリーは、最上位のPlatinumから最下位のBronzeまで1つのプラットフォームで動作する。8ソケットのPlatinumサーバは、224コア/448スレッド、12TBのメモリを持つ超ド級のサーバだ。Bronzeはエントリー向けのサーバ。それでも16コア(BronzeにHTはない)、1.5TBのメモリを持つサーバとなる(Intelのインフォグラフィックより)


IntelはXeon Scalableにおいて、開発ツールやライブラリ、対応OSやハイパーバイザなどのエコシステムもきちんとそろえている

Xeon Scalableは、10Gbpsイーサネット、OmniPath、QuickAssist Technology(QAT)などがプロセッサやチップセットに内蔵されている。追加の投資もなく、多くの機能が利用できる