デジタル人事の時代

「なぜデジタル人材はウチに来ないのか」--GEに学ぶ“採用ブランディング”のあり方

石毛 究 田中公康 2017年08月24日 12時00分

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 現在、IT部門にはデジタルビジネスへの対応が迫られている。従来のIT人材とは異なるデジタル人材(AI/IoT人材など)が必要とされ、外部人材の採用と内部人材の変革が喫緊の課題となっている。

 内部人材の変革には時間がかかる中、特効薬として非常に重要なのが新卒も含めたデジタル人材の獲得(採用)である。一方、旧来の通り一遍の採用方法では、これまでとは価値観が異なるデジタル人材の採用は難しく、企業にはデジタル起点での採用戦略の変革が求められている。

 今回は、デジタル時代の新たな採用について、筆者が必要と考える、“採用ブランディング”とそのポイントを、グローバル先進企業の事例を交えながら紹介する。

新しい時代の到来?~デジタル時代における“採用”の重要性~

 世界的に労働人口は減少トレンドにあり、今後「人材の獲得と確保」が経営の重要課題に押し上げられることが予想される。

 人材の量的な課題の他にも、主要な労働力が“ミレニアル世代”へとシフトしていることにより、労働人口の職業選択の嗜好性が大きく変化しており、人材の質的側面でも企業側の対応が迫られる時代になっている。

 IT部門でも、デジタルビジネスへの対応が迫られ、従来のIT人材とは異なるデジタル人材(AI/IoT人材など)が必要とされているが、市場にこのような人材は少なく、獲得競争は熾烈さを極めている。

 デロイトのグローバル・ヒューマン・キャピタル・トレンド 2017からも、実際に全世界の経営者・役員・HRリーダーたちの10人に8人以上(約83%)が「採用」が重要(もしくは非常に重要)と考えていることが分かる。


新時代の採用におけるトレンドの変化

 デジタル・ミレニアル人材は、従来の人材と比べ職業に対する価値観が全く異なっている。旧来の通り一遍の採用方法では、デジタル・ミレニアル人材の採用は難しく、企業の採用戦略にも大きな変革が迫られている。

 そんな中、キャンパスリクルーティングやリクルーターの活用といった旧来の“対面型(オフライン)”採用は終わり、デジタルツール(ウェブサイトやSNS、動画など)を駆使し、ブランディングに成功した企業がより良い人材を獲得する時代が到来している。デジタル化とともに急速に進むグローバル化においても、国境を越えられるデジタル(オンライン)のツールは非常に有用であると考えられる。


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