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日本株展望

クイズで学ぶテクニカル指標:出来高の変化を読む(2)

ZDNet Japan Staff

2017-08-08 11:33

今日のポイント

  1. チャートを見る時、株価の動きだけでなく、出来高の変化を見る必要がある
  2. 株価が過去の高値に接近すると、戻り売りが増える。過去に高値をつけたときよりも出来高が小さいと、戻り売りに押されて、反落する可能性が高い。過去に高値をつけたときよりも出来高が大きいと、戻り売りをこなして、上値トライする可能性が高まる

まず、クイズである

<クイズ>勢いよく上がってきたA社とB社、買うならどっち?



(注)筆者作成

チャートの節(前回の高値)を抜けていないのは、どちら?

 A社には、何らかの材料か思惑があるようだ。1カ月ごとに株価が急騰するのだが、1000円を抜くことができずに急落している。現在、3回目の上昇で940円まで上昇しているが、まだ前回の高値を抜いていない。したがって、ここで買うのは得策ではない。その理由は以下の2点である。

  1. 過去2回の急騰時に1000円で買った人たちは、その後の急落で「しまった!」と後悔している。チャートの節(1000円)に近づくと「やれやれ助かった」と売ってくる可能性大である。
  2. 売買高が過去2回の上昇時よりも少ないことが気がかりだ。これでは、1000円での戻り売りをこなして上昇するのは無理と考えられる。

3度目の正直

 B社も、同じように3回目の上値トライで、1000円まで株価が上昇している。B社は、既にチャートの節(前回の高値)を抜けている。出来高が高水準で、戻り売りをこなして上値トライしている。ここは買ってみておもしろいところだ。その理由は以下の2点である。

  1. 過去2回の急騰時の高値で買った人たちは、「しまった!」と後悔し、過去の高値に近づいたときに、「やれやれ」と戻り売りを出したはずだ。ただし、今回の上昇では、すでに前回の高値を抜けている。前回の高値で買った人も、株価が買い値を上回った。つまり、含み損がなくなり、含み益が生じている。こうなると、戻り売りが出にくくなる。
  2. 売買高が過去2回の上昇時よりも大きく、新たな好材料が出ているようだ。1000円台から、さらに上昇が期待できそうである。

 暴落した株が再度上値をトライするには、ある程度の日柄整理(時間の経過)が必要だ。時間がたつうちに高値で買い付けた人の損切りが進み、また、新たな好材料があらわれることもある。本問のA社は日柄整理が不十分、B社は日柄整理が十分で、新たな上値を追う可能性が出ている。

答えは、B社

 過去記事は、キーワード「日本株展望」から読めます。

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