富士通は8月8日、デジタルマーケティングソリューションの新サービスとして、「FUJITSU Intelligent Data Service Sitebooster」(Sitebooster)を提供開始すると発表した。2020年度までに300社の導入を目指す。
Siteboosterは、ウェブサイト訪問者のウェブサイト上での行動をAI(人工知能)で機械学習し、訪問者の興味関心に合わせた最適なアプローチの自動実行するSaaS。AI技術は、同社の「Human Centric AI Zinral」(Zinrai)を活用し、デジタルマーケティングに関する製品・ソリューション体系「FUJITSU Digital Marketing Platform CX360」(CX360)の新たなラインアップとして提供される。
Siteboosterの概要
同サービスは、自動実行させるためのタグを対象のウェブサイトに埋め込むことで動作し、Cookie情報を必要としない。訪問者の購買行動やウェブサイトからの離脱などの予兆を検知しながら、行動ログを学習し続けるので、予兆の検知精度が継続的に向上していく。そのため、初めてウェブサイトを訪れる訪問者にも最適なアプローチができるとしている。
ウェブサイト上の特定領域を長時間見ている訪問者に対して、キャンペーンサイトに誘導するコンテンツをポップアップ表示するといったシナリオテンプレートが複数準備されており、それらのテンプレートの中から必要なものを選択し、ポップアップ表示させる画像などのコンテンツを準備するだけで、すぐに使い始められる。
また、リアルタイムなマーケティング施策実行を支援するソリューション「eXperience Data Platform」と連携させることで、訪問者の詳細な属性も踏まえたよりきめ細かなアプローチを実現する。
利用価格は、初期費用が5万円、月額費用は10万円から。