「Android 8.0」、容量不足でもOTAアップデートが可能に

Liam Tung (CNET News) 翻訳校正: 湯本牧子 高森郁哉 (ガリレオ) 2017年08月09日 10時28分

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

 Googleは「Android」のアップデートシステムを強化し、ストレージ容量がなくてもデバイスにOSの新バージョンや重要なパッチアップデートをインストールできるようにする。


提供:Josh Miller/CNET

 「A/Bシステムアップデート」(別名:シームレスアップデート)について説明するAndroid関連文書の中にこの変更に関する記述があるのを、Ars Technicaが発見した。Googleが「Pixel」および「Pixel XL」で導入したこの新システムは、「Chrome OS」のアップデートエンジンから取り入れたものだ。

 シームレスアップデートにより、ユーザーはアップデート中もデバイスを使い続けることができ、OTAアップデートパッケージを保存するキャッシュパーティションは不要になる。

 Androidデバイスメーカー各社は「Android 7.1」以降でA/Bを実装できるが、すでに実装されているかどうかは不明だ。実装すると、長年にわたって貧弱だったAndroidのパッチ適用処理をGoogleが改善する助けになるかもしれない。

 シームレスアップデートでは、ブート可能なパーティション2セットを使用する。これらはスロットAおよびスロットBと呼ばれ、1つはアクティブパーティション1セットを含み、もう1つのスロットはエラー発生時に復元できるよう未使用のパーティションを含む。すべてのアップデート作業は、未使用のスロットのパーティションで行われる。

 これにより優れたアップデート体験が実現するが、シームレスアップデートでは依然としてアップデートパッケージをダウンロードするためのストレージ容量が必要だ。

 「Android 8.0」では、Googleはシームレスアップデートシステムに「ストリーミングアップデート」機能を追加する。この機能は、デバイス側でユーザーのデータストレージ容量が不十分なケースに対処するもので、ごくわずかな容量の一時的なストレージさえあれば済むようになる。ストリーミングA/Bアップデートでは、一時的なストレージはほとんど必要なく、およそ100KiBのメタデータに対応できれば十分だという。

この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

この記事を読んだ方に

関連ホワイトペーパー

SpecialPR

連載

CIO
ハードから読み解くITトレンド放談
大木豊成「仕事で使うアップルのトリセツ」
研究現場から見たAI
ITは「ひみつ道具」の夢を見る
内製化とユーザー体験の関係
米ZDNet編集長Larryの独り言
今週の明言
「プロジェクトマネジメント」の解き方
田中克己「2020年のIT企業」
松岡功「一言もの申す」
林 雅之「デジタル未来からの手紙」
谷川耕一「エンプラITならこれは知っとけ」
Fintechの正体
内山悟志「IT部門はどこに向かうのか」
情報通信技術の新しい使い方
三国大洋のスクラップブック
大河原克行のエンプラ徒然
コミュニケーション
情報系システム最適化
モバイル
通信のゆくえを追う
セキュリティ
企業セキュリティの歩き方
サイバーセキュリティ未来考
セキュリティの論点
ネットワークセキュリティ
スペシャル
Gartner Symposium
企業決算
ソフトウェア開発パラダイムの進化
座談会@ZDNet
Dr.津田のクラウドトップガン対談
CSIRT座談会--バンダイナムコや大成建設、DeNAに聞く
創造的破壊を--次世代SIer座談会
「SD-WAN」の現在
展望2017
IBM World of Watson
de:code
Sapphire Now
VMworld
Microsoft WPC
HPE Discover
Oracle OpenWorld
Dell EMC World
AWS re:Invent
AWS Summit
PTC LiveWorx
古賀政純「Dockerがもたらすビジネス変革」
さとうなおきの「週刊Azureなう」
誰もが開発者になる時代 ~業務システム開発の現場を行く~
中国ビジネス四方山話
より賢く活用するためのOSS最新動向
「Windows 10」法人導入の手引き
Windows Server 2003サポート終了へ秒読み
米株式動向
実践ビッグデータ
日本株展望
ベトナムでビジネス
アジアのIT
10の事情
エンタープライズトレンド
クラウドと仮想化