Capriza
企業はモバイルに向けて絶え間なく、そして確実にシフトしているとはいえ、これまでの歩みは驚くほど遅い。その主な理由には、モバイルアプリを開発するためのリソースや知識が企業に欠けているというものがある。Caprizaは、こういった問題の解決を目的として、企業のモバイル戦略を支援する企業だ。同社は、IT部門のリーダーから業務ユーザーに至るまでの誰もが既存ITシステム上で自らのモバイルアプリを迅速かつコストパフォーマンスの高いかたちで構築できるようにするソリューションを提供している。
Caprizaのプラットフォームは、モバイルアプリをゼロから設計したりカスタマイズするといった、リソースを大量に必要とする作業をともなうことなく、既存のアプリケーションのワークフローと、それに関連する業務ロジックを用いてモバイル向けのマイクロアプリを迅速に開発、配備できるため、IT部門にとっての価値実現までの時間を短縮できる。デジタル変革という取り組みで手早く成果を出すうえで、この種の迅速なモバイル対応はしばしば重要となる。
Okta
クラウドコンピューティングソフトウェアの普及によって、企業は自社のデータやアプリケーションにアクセスするユーザーをセキュアなかたちで管理する方法を導入する必要性にますます迫られるようになっている。パブリッククラウドを利用する企業の増加とともに、そういった必要性が特に高まり、アイデンティティ管理は迅速なフットワークを実現するうえでの主な課題になってきている。
アイデンティティ管理とシングルサインオン(SSO)のソリューションプロバイダーであるOktaは、統合性を維持しつつユーザーの権限と許可を効率的に管理できるようにすることで、このプロセスをシンプルにしようとしている。ITリーダーは、任意のアプリケーションやデバイスに対する従業員のアクセスを管理できるようになり、従業員はアプリケーション間の遷移で絶えず摩擦を感じたりしなくなるため、企業のフットワークを劇的に軽くできる。また、IT部門は自信を持ってクラウドベースのソリューションをより迅速に配備できるようになる。
MultiChain
より多くの企業がブロックチェーン技術と共有台帳の採用に向けて動いており、それとともにエンドユーザーに選択肢を提供するツールに対するニーズが高まっている。MultiChainはブロックチェーン上のウェブ資産や法的な契約書のためのソフトウェアツールだ。これを用いることで顧客は、該当ブロックチェーンがプライベートなものかパブリックなものかや、ブロックがどれだけ大きいか、誰がネットワークに接続できるのかを制御できるようになる。