日本IBM、統計解析ソフト「SPSS Statistics 25」発売--ベイズ推論の新機能

NO BUDGET 2017年08月14日 10時14分

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

 日本IBMは8月9日、統計解析ソフトウェア製品の最新版「IBM SPSS Statistics 25」を発売した。データの「t検定」、相関検定、線型回帰、一元配置分散分析などのベイズ統計機能を提供する。

 最新版では、新しいデータ分析手法を活用するための分析機能の強化とデータ分析の生産性を高めるための機能が強化され、ユーザーの適切な意思決定を支援するという。具体的には、統計解析アルゴリズムの新機能としてベイズ推論を搭載した。

 ベイズ推論はアカデミックやビジネスを問わず、近年注目されているアルゴリズム。事象が起こると考える確率(事前確率)を、その後に観測された事実によって、より客観的な確率(事後確率)を推定していく。SPSS Statistics 25では、二項検定、データの「t検定」、相関検定、線型回帰、一元配置分散分析などの機能を提供する

 またユーザーのリクエストに基づき、従来の統計機能も強化。例えば、混合モデルにおける経験最良線形不偏予測量の利用や、時系列データの共変量設定も可能となり、独立および対応する現実データを分析に取り入れやすくなったという。加えて、一般線型モデルにおけるプロファイルプロット内のエラーバーの表示や、不均一分散性検定、ロバスト標準誤差などを取り入れた分析が搭載された。

 さらに、データ分析の生産性を高めるため、他社アプリケーションとの連携やレポート機能も強化。図表ビルダー機能を刷新し、SPSS Statisticsで作成したグラフをMicrosoftグラフィック・オブジェクトとして利用することができるようになった。

 SPSSは社会調査の統計解析ツールとして1968年にスタンフォード大学で開発され、40年以上にわたって改良が続けられている。

ZDNet Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

この記事を読んだ方に

SpecialPR

連載

CIO
トランザクションの今昔物語
エリック松永のデジタルIQ道場
研究現場から見たAI
Fintechの正体
米ZDNet編集長Larryの独り言
大木豊成「仕事で使うアップルのトリセツ」
山本雅史「ハードから読み解くITトレンド放談」
田中克己「2020年のIT企業」
松岡功「一言もの申す」
松岡功「今週の明言」
内山悟志「IT部門はどこに向かうのか」
林 雅之「デジタル未来からの手紙」
谷川耕一「エンプラITならこれは知っとけ」
大河原克行「エンプラ徒然」
内製化とユーザー体験の関係
「プロジェクトマネジメント」の解き方
ITは「ひみつ道具」の夢を見る
セキュリティ
「企業セキュリティの歩き方」
「サイバーセキュリティ未来考」
「ネットワークセキュリティの要諦」
「セキュリティの論点」
スペシャル
課題解決のためのUI/UX
誰もが開発者になる時代 ~業務システム開発の現場を行く~
「Windows 10」法人導入の手引き
ソフトウェア開発パラダイムの進化
エンタープライズトレンド
10の事情
座談会@ZDNet
Dr.津田のクラウドトップガン対談
展望2017
Gartner Symposium
IBM World of Watson
de:code
Sapphire Now
VMworld
Microsoft WPC
Microsoft Connect()
HPE Discover
Oracle OpenWorld
Dell EMC World
AWS re:Invent
AWS Summit
PTC LiveWorx
より賢く活用するためのOSS最新動向
古賀政純「Dockerがもたらすビジネス変革」
中国ビジネス四方山話
ベトナムでビジネス
米株式動向
日本株展望
企業決算