Microsoftは米国時間8月14日、「.NET Core 2.0」のプレビュー段階終了にともない、正式版のダウンロード公開を開始したと発表した。
またMicrosoftは同日、「ASP.NET Core 2.0」と「Entity Framework Core 2.0」の公開と、「.NET Standard 2.0」の仕様策定の完了も発表した。
同社は「.NET Core」と「.NET Standard」によって、さまざまな.NETバージョンをまたがる同社のAPIに、さらなる一貫性をもたらすことを主な目的としていた。
同社によると、「.NET Standard 1.6」のAPI数は1万3000だったが、.NET Standard 2.0では3万2000に増えているという。
.NET Standard 2.0は現在、「.NET Framework 4.6.1」と.NET Core 2.0、「Mono 5.4」「Xamarin.iOS 10.14」「Xamarin.Mac 3.8」「Xamarin.Android 7.5」上でサポートされている。また、「Universal Windows Platform」(UWP)の次期バージョン(2017年中に公開予定)上でもサポートされる。
.NET Core 2.0によって、ランタイムやフレームワークのパフォーマンスが向上する。また今回、「Debian Stretch」や「SUSE Linux Enterprise Server 12 SP2」「macOS High Sierra」を含む6つの新たなプラットフォームに対するサポートが追加されている。さらに、「RyuJIT」というJITコンパイラ(x86版)が.NET Core 2.0に含まれている。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。