「スペシャリストになると同時に、一般的なスキルセットも学ぶことができる。Sainsbury'sのような大企業の中では、それこそがデータに命を吹き込むための鍵だ。わが社は、有名な一企業を、データサイエンティストの職場として魅力的な会社へと発展させようとしている」(Day氏)
5.自分の成果を役員会議で正しく伝える
Day氏は、すべてのアドバイスの上にくる、重要な教訓が1つあると述べている。それは、断固として成果にこだわるということだ。「技術的に素晴らしいデータアーキテクチャを作り、最高のデータサイエンティストがいれば、突然数百万ポンドの価値が生まれるなどと考える前に、まず解決したいビジネスの課題を持つ必要がある」と同氏は述べている。
成功にたどり着くためには、常に積極的な関与が必要だと同氏は言う。煎じ詰めれば、同氏の仕事は単純な2つの内容にたどりつく。1つ目は、人々が可能性を模索する技術を学ぶことを助けることであり、2つ目は、組織のすべての人がデータを最大限に活用できるようにすることだ。
Day氏は、成功は常に継続した仕事の中にあることも認識している。同氏はまた、優れた成果を上げる能力とは、役員会議で定期的に成果を示してみせることだと述べている。「チェアマンと最高経営責任者が、データに対する投資が、決算や顧客満足度にどう結びつくかを明確に理解できることがもっとも重要だ」とDay氏は述べている。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。