MBS、オフィシャルLINE BOTにAWSのサーバーレスアーキテクチャを採用

NO BUDGET

2017-08-20 07:00

 毎日放送(MBS)は、番組宣伝キャラクター「らいよんチャン」とLINEで会話ができるサービス「おしゃべり らいよんチャン」を、アイレットのcloudpackを活用して構築した。8月16日、アイレットが発表した。「おしゃべり らいよんチャン」は、8月10日にリリースされている。

 cloudpackは、アマゾン ウェブ サービス(AWS)を基盤とした24時間365日のフルマネージドサービスを提供するもの。アイレットは、「おしゃべり らいよんチャン」の企画からインフラ設計・構築およびシステム開発を担当し、AWSのサーバーレスアーキテクチャを採用することでインフラコストの削減に貢献している。


番組宣伝キャラクター「らいよんチャン」とLINEでの利用イメージ

「おしゃべり らいよんチャン」のシステム構成

 今回の構築では、ユーザー数を10万人として想定し、サーバレスサービス「AWS Lambda」で1秒あたり5000同時アクセスをさばくシステムにした。また、同じキーワードは、ボット内にキャッシュすることでクラウドストレージ「Amazon S3」や自然言語理解のAPI「LUIS(Language Understanding Intelligent Service)」 へのアクセス頻度をコントロールしたり、アクセスが集中して万が一さばき切れなくなった場合は既読スルーをするという回避策を取っている。さらに解読が難しい言葉が投げかけられた際にはボケるなど、「らいよんチャン」のキャラクターを逆手に取った工夫も盛り込まれている。

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