東京証券取引所、情報系システムのインフラ基盤を刷新

NO BUDGET 2017年08月31日 08時00分

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

 東京証券取引所(TSE)は、20を超える情報系システムのインフラ基盤に「Nutanix Enterprise Cloud Platform」を採用した。8月22日、ニュータニックス・ジャパンが発表した。

 この情報系システムは、上場企業の銘柄を管理するシステムや投資家に情報を配信するもの。新たな情報系システム基盤は、Nutanixが提供するエンタープライズクラウドプラットフォーム上で、CitrixによるVDI(Virtual Desktop Infrastructure)環境を先行して稼働させる。

 2000ユーザーのVDI環境をプライマリセカンダリ両現用構成で構築し、その後、銘柄管理システムや情報配信システムなど、全ての情報系システムを対象としていく。最終的には、情報系システムのミッションクリティカルなシステムもNutanix上で稼働させる予定だ。

 TSEによると、従来の情報系システム基盤は、軽微な構成変更の際の迅速性や拡張性に課題があったという。構成変更によって拡張する際、外部のシステムインテグレーターに打診し、その都度時間とコストをかける必要があり、ユーザーから要望があったときに迅速に環境提供できる基盤づくりを模索していた。

 その後、ハイパーコンバージドインフラストラクチャを採用することになり、Nutanixの金融機関の導入事例を研究しながら検討を重ねた。その結果、仮想サーバの迅速なデリバリが定量的な効果として確認できた。また検証機による検証で、OSインストールからVDI環境の構築まで2日程度でできただけでなく、60ユーザーほど収容しても問題なく稼働できることを確認した。

 TSEでは、事前に現状の運用およびクラウド環境で行う運用から、約800件の項目を洗い出し、各項目の内製化について検討を行った結果、95%を内製化できることが分かったという。また、設計部分では、工数を半分以下にできるとしている。

ZDNet Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

この記事を読んだ方に

関連ホワイトペーパー

SpecialPR

連載

CIO
トランザクションの今昔物語
研究現場から見たAI
Fintechの正体
米ZDNet編集長Larryの独り言
大木豊成「仕事で使うアップルのトリセツ」
山本雅史「ハードから読み解くITトレンド放談」
田中克己「2020年のIT企業」
松岡功「一言もの申す」
松岡功「今週の明言」
内山悟志「IT部門はどこに向かうのか」
林 雅之「デジタル未来からの手紙」
谷川耕一「エンプラITならこれは知っとけ」
大河原克行「エンプラ徒然」
内製化とユーザー体験の関係
「プロジェクトマネジメント」の解き方
ITは「ひみつ道具」の夢を見る
セキュリティ
「企業セキュリティの歩き方」
「サイバーセキュリティ未来考」
「ネットワークセキュリティの要諦」
「セキュリティの論点」
スペシャル
課題解決のためのUI/UX
誰もが開発者になる時代 ~業務システム開発の現場を行く~
「Windows 10」法人導入の手引き
ソフトウェア開発パラダイムの進化
エンタープライズトレンド
10の事情
座談会@ZDNet
Dr.津田のクラウドトップガン対談
展望2017
Gartner Symposium
IBM World of Watson
de:code
Sapphire Now
VMworld
Microsoft WPC
Microsoft Connect()
HPE Discover
Oracle OpenWorld
Dell EMC World
AWS re:Invent
AWS Summit
PTC LiveWorx
より賢く活用するためのOSS最新動向
古賀政純「Dockerがもたらすビジネス変革」
中国ビジネス四方山話
ベトナムでビジネス
米株式動向
日本株展望
企業決算