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日本株展望

ドル下落の本当の理由?--「財政の崖」を警戒

ZDNet Japan Staff

2017-08-25 10:53

今日のポイント

  1. 米ドルの下落基調に歯止めはかかるか。地政学リスク、金融政策リスク、トランプリスクがドル円の重石。9月に迫る「財政の崖」問題もドル一段安を警戒させるリスク要因となっている
  2. 内外景気の回復を背景に、日経平均の予想EPSは増加傾向。9月以降、外部環境が安定化するなら、予想PERの持ち直しに伴い、日経平均株価の上値余地は拡大していく可能性がある

 これら2点について楽天証券経済研究所チーフグローバルストラテジストの香川睦氏の見解を紹介する。

ドル指数の下落基調に一巡の兆し?

 ドルの下落が主導するドル円軟調(円高)が日経平均の上値を押さえている。したがって、地政学リスクやワシントン情勢を巡る不安と、ユーロ高を映すドル安が一巡するか否かが、注目される。

 図表1で見る通り、米経済サプライズ指数は足元で回復基調にある。同指数は、経済指標が事前予想平均に比べてよかったか、悪かったかを積み上げて指数化したものである。

 経済サプライズ指数は今春以降から低下し、「米景気の鈍化懸念」を示したが、6月下旬以降は持ち直しに転じた。

 米国の4~6月期の実質国内総生産(GDP)成長率(前期比年率)は+2.6%と市場予想平均を上回り、市場が注目するアトランタ連邦準備銀行のGDPナウ予測は、7~9月期の実質GDP成長率(前期比年率)を+3.8%と見込んでいる(18日時点)。

 来週発表される米雇用統計(8月分)がしっかりした数値であれば、市場は「米金融政策の正常化」に対する確信を取り戻し、為替相場が日米金利差拡大を意識することでドル円が底入れを試す動きに転じる可能性がある。

図表1:米ドル指数と経済サプライズ指数

図表1:米ドル指数と経済サプライズ指数
出所: Bloombergのデータより楽天証券経済研究所作成(8月23日)

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