NTTコミュニケーションズ(NTT Com)、伊藤忠テクノソリューションズ(CTC)、NEC、KDDI、シスコシステムズ、日商エレクトロニクスの6社は8月28日、一般社団法人「高度ITアーキテクト育成協議会」(AITAC)の設立を発表した。
同協議会は7月26日に設立され、慶應義塾大学環境情報学部長の村井純氏が理事長に就任している。IoT時代に求められる高度ITアーキテクトの育成を目的としており、国内外の社会人や学生を対象に、SDNやNFVなどの技術、スキル習得のための体系的な育成カリキュラムを策定、提供する。産学と連携した教育訓練の場を整備し、情報通信技術に関する資格認定制度を整備する。
AITACロゴ
ITインフラを運用、管理していくためには、これまでのハードウェアに関するスキルに加えて、ソフトウェアに関するスキルを有した人材が必要不可欠とされている。同協議会は、現状でそのような人材は通信事業者などのICT関連企業に集中しており、その数も限定的としている。今後の活動を通して、ネットワークとコンピューティング両方のスキル、仮想化や外部クラウドなどのソフトウェア資源を活用できるスキルを持つ人材を育成していく。