池田泉州銀行は、10月16日からNTTデータの勘定系端末ソフト「BeSTAlinc」に追加された新機能を一部営業店から運用開始する。
新機能は「タブレットによる伝票・帳票入力機能」で、同行の顧客が営業店内のタブレットから入力した各種申し込み情報など(タブレット入力情報)を窓口の端末と共有し、「BeSTAlinc」経由で勘定系ホスト「BeSTA」とオンラインで連携するもの。
利用できるのは、普通預金新規口座開設と住所変更、氏名変更、印鑑変更など諸届の申し込みで、営業店におけるペーパーレス(伝票・帳票レス)化の促進、行員の煩雑な事務の負担軽減や効率化、顧客対応の迅速化が実現する。
営業店での利用イメージ
新機能は、専用端末を必要とせず、汎用タブレットを活用できるため、初期費用を抑えた導入が可能。行員の入力ミスの削減や来店客の待ち時間短縮が見込める。また、来店客が操作するタブレット画面の取引シナリオを作成するツールが準備されているため、対象とする業務取引の拡大に合わせて柔軟にシナリオを追加していくことができる。
同行では、2018年2月より事務集中センターと連携したタブレット入力情報の運用を開始し、定期預金の口座開設などの各種届出に順次対応していく予定。
NTTデータでは、この新機能を2020年までに金融機関のタブレット1300台に導入することを目指す。