Skype、ビデオ通話とコードエディタを組み合わせた新機能を発表

Liam Tung (Special to ZDNET.com) 翻訳校正: 編集部

2017-08-31 10:44

 Skypeがブラウザ内で使用できる新しいコードエディタを発表した。組織が求職者のコーディングスキルをテストできるように支援することが狙いだ。

 「Interview」と呼ばれるこの機能を利用することで、リクルーターはリアルタイムコードエディタ上でビデオ通話を実行して、求職者のプログラミング能力のテストを含む技術的な面接を行うことができる。

提供:Microsoft

 通常、技術的な面接を行うには、通話用アプリとコードエディタの2つのアプリが必要だ。TechCrunchが指摘するように、リモートで技術的面接を行うのを支援するアプリはいくつかあるが、Skypeほどビジネスの世界で広範に使われているアプリはない。

 MicrosoftのSkype Teamによると、この機能の狙いは、技術的な面接の際に、別々の通話アプリとコードエディタアプリを切り替える煩わしさを軽減することだという。Microsoft自身も採用面接でそうした煩わしさを経験したことがあるに違いない。そして、このインタビュー機能はその問題を効率的に解決できるかもしれない。

 インタビュー機能を利用するのにアプリや拡張のインストールは不要で、「Microsoft Edge」やバージョン32以降の「Google Chrome」から直接実行することが可能だ。

 インタビューでは3つの主要機能が利用できる。ブラウザ内ビデオ通話とライブコード実行、 インラインシンタックスハイライトだ。

 ブラウザ内のリアルタイムコードエディタを使用することで、求職者は自分のコードを実行して、結果を確認することができる。

  インラインシンタックスハイライトを利用すれば、面接担当者は、求職者がプログラミングのミスを防止するのを助けることができる。このツールは現在、広範に使用されている7つのプログラミング言語(C、C++、C#、Java、JavaScript、Python、Ruby)をサポートする。

 インタビューを開始するには、「Start interview」(面接を開始)ボタンを押して、ほかの参加者とリンクを共有するだけでいい。面接中、ユーザーは言語名が書かれたアイコンをクリックして、言語を変更することもできる。

 この新サービスは今もプレビュー段階にあり、Skypeは機能向上に役立つフィードバックを得たいと考えている。

この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

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