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重要かつ難しいのは「ソフトスキル」--ハードスキルだけでは出世しない

Bob Violino (Special to ZDNet.com) 翻訳校正: 石橋啓一郎

2017-09-07 06:30

 石油・ガス業界の企業は、プロセスを改善し、新たなビジネスチャンスを生み出すために、人工知能(AI)や機械学習、ビッグデータ・アナリティクス、モノのインターネット(IoT)などのITに投資している。

 しかし、それを扱うITのプロフェッショナルにいわゆる「ソフトスキル」が欠けていれば、それらの技術の潜在能力を発揮させることはできないかもしれない。専門家によれば、残念ながら多くの人材にはそういったスキルが欠けているという。

 ITコンサルティング企業SenecaGlobalの共同創業者であり、マネージングディレクターを務めるRao Tummalapalli氏は、同業界で働くITプロフェッショナルに必要なソフトスキルは、いくつかに分類できると述べている。その1つは、読み書き、話すこと、聞くことを含むコミュニケーションスキルだ。これらのスキルは「生産性や、同僚や顧客とっての価値に直接的に影響を与える」とTummalapalli氏は言う。

 もう1つのスキルはコラボレーションだ。「ほかの人と協力して働き、優れたチームの一員になれる能力は非常に重要だ」と同氏は述べている。「仮に高度なスキルを持っていても、ほかの人と協力できなければ、その人の価値はすぐに落ちてしまう」

 必要とされる別のスキルに、エスカレーションの能力がある。これは、問題を素早く上に上げることで、同僚や顧客に素早く失敗を回避したり、優先順位を評価するために行動する機会を与える能力と言ってもいい。Tummalapalli氏は、ITの分野では「変わらないのは常に変化し続けるということだけであり、物事の優先順位を決めたり、再評価する能力を持つことは重要だ」と述べている。

 技術畑の人間が身につけるべき最後のスキルは、「ノー」と言える能力だ。「作業に対して『ノー』と言ってくれる方が、『イエス』と言っておきながら実現できないよりもはるかに問題が少ない」と同氏は言う。

 Tummalapalli氏は、石油・ガス業界は「地理的に分散した複数のチームが関与する、チーム指向の高いプロセスからなっている」と説明する。「これらのソフトスキルの欠如は、チームの生産性や成果の質に重大な影響を及ぼす。このビジネスではハードスキルは最低条件であり、差別化要因にはならない。ハードスキルは比較的獲得しやすく、差別化要因になり得るのはソフトスキルだけだ」

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