仮に優秀で才能のある人材が集まっていても、チームにソフトスキルが欠けていれば、目標は達成できない。
「幸い、これらのソフトスキルの多くは、集中的な取り組みによって獲得できる」とTummalapalli氏は言う。「一部のソフトスキルは、ハードスキルよりもはるかに獲得が難しい場合があるが、労力を払う価値はある。このことは理解されにくく、特に需要と供給のミスマッチによってチャンスが生まれるマーケットでは理解されない」
ソフトスキルを持たない組織は不利益を受けるが、長期的に見れば、ソフトスキルを持たない個人のキャリアも、やはり影響を受ける。「ハードスキルだけで出世する人はいない」とTummalapalli氏は述べている。「実際、ある程度以上のキャリアでは、ソフトスキルはハードスキルよりもはるかに大きな役割を果たす」
石油・ガス会社が(さらに言えば、ほかのあらゆる種類の企業でも)従業員にこれらのスキルを習得させるためにできることは、色々ある。
Tummalapalli氏によれば、まずITプロフェッショナルの個人的な目標と、組織の目標の整合性を取る必要があるという。第2に、常に学び、改善し続ける文化を作らなければならない。第3に、長期的な計画を持って従業員への投資を進める必要がある。
Tummalapalli氏は、「従業員の離職率が高い業界では、この種の投資をすべきではないと思うかもしれない。しかし、われわれの経験では、これは組織にできる最善の投資の1つであり、もちろん同じことが個人の投資にも言える」と述べている。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。