VMWorld

HCIはクラウドやコンテナよりも急成長中--VMwareのvSANトップ - (page 2)

末岡洋子

2017-09-04 07:30

 今後の開発の方向性は、VMware全体の戦略と同様、クラウドへの拡大となる。

 今年のVMworldの目玉となったAWSとの提携(「VMware Cloud on AWS」)、4500社のクラウドパートナーによりvSphereのワークロードがクラウドに移行しつつある。ここでストレージを提供する必要があり、例えばVMware Cloud on AWSの場合、利用できるブロックストレージソリューションはvSANのみだと言う。それだけでなく、災害復旧などのサービスも提供する計画だ。

 その次はマルチクラウドへの対応だ。「全てがvSphereベースではない。ハイパーバイザーやストレージレイヤーがVMwareではない状況もあり、どのように実現するかを考えている」とYanbing Li氏。このほかに進めていることとして、ファイルサービス分野、モニタリングの強化などが挙がった。

 モニタリングでは「Customer Experience Improvement Program(CEIP)」顧客向けに、顧客のオペレーションに関するデータや設定情報を収集してVMwareのアナリティクスクラウドを利用して適切かつ迅速にサポートする体制を整えていると言う。VMworldではさらに、プロアクティブサポート「VMware Skyline」も発表している。

ZDNET Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

NEWSLETTERS

エンタープライズ・コンピューティングの最前線を配信

ZDNET Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]