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「IoTインフラ技術者育成」に向けた新団体トップの意気込み - (page 2)

松岡功

2017-09-08 11:00

「企業システムのクラウドへの移行を6つのパスで支援したい」
(日本オラクル 大月剛 常務執行役員)


日本オラクルの大月剛 常務執行役員

 日本オラクルが先頃、サーバやストレージなどのハードウェア製品を中核とするインフラストラクチャ製品群の事業戦略説明会を開いた。同社常務執行役員でクラウド・システム事業を統括する大月氏の冒頭の発言はその会見で、企業システムのクラウドへの移行におけるオラクルの提案について語ったものである。

 大月氏が会見で説明した事業戦略および新製品の内容については関連記事をご覧いただくとして、ここでは冒頭の発言に関連した話を取り上げたい。

 大月氏がまず強調したのは、「ハードウェアからアプリケーションまでフルスタックで製品・サービスを提案できる」「オンプレミスからプライベートクラウド、ハイブリッド利用、パブリッククラウドへと移行するフェーズに対応した技術を全て提案できる」という2つのオラクルの強みだ。

 その強みを生かして、同社では下図のように、企業システムのクラウドへの移行に対して6つのパスを用意し、「Journey to the Cloud」(クラウドへの旅路)」と称して、顧客企業と今後の計画を相談する際の提案材料に使っているという。そして、この中でも1つ目のパターンが、オンプレミスの最適化を図るうえでインフラストラクチャ製品が深く関係する形になる。


図:オラクルが提案するクラウドへの6つのパス

 大月氏はそのポイントとして、「シンプル化」「プライベートクラウド化」「アプライアンスの活用」「SPARCによるパフォーマンスとセキュリティの向上」「データの統合と保護」の5つを挙げ、「オラクルの製品群はこれらの要素を全てカバーしている」と強調した。

 また、同氏によると、特にデータベースの移行について、最近では2つ目のパターンである「Cloud at Customer」を選択する顧客企業が増えているという。その理由は、Cloud at Customerだと顧客企業がシステムを手元に置きながらもサブスクリプションで費用を支払えばよいことから、クラウドへの移行がスムーズに行えるからだとしている。

 こうしてみると、大月氏が語ったオラクルの2つの強みには、改めてすごみさえ感じる。まさにオラクル一色のイメージだが、それが最大のユーザーメリットになる、というのが同社の考え方だ。ただ、この戦略がこれからどのような展開をもたらすか。その意味では、オラクルの戦略に企業システムのクラウドへの移行における重要なポイントが凝縮しているともいえそうだ。

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