編集部からのお知らせ
「ZDNet Japan Summit」参加登録受付中! 
新着記事集:「負荷分散」
日本株展望

日経平均は3つの「不安緩和」で急反発--2万円中心のこう着に逆戻りか - (page 2)

ZDNet Japan Staff

2017-09-14 10:23

ハリケーン被害で米景気が減速する不安も緩和

 北朝鮮の脅威に対する不安が拡大している間、同時にもう1つの不安が拡大していた。米国を襲った大型ハリケーンの被害が想定以上に大きく、そのために米景気が悪化するという不安が広がっていた。

 確かにハリケーンの被害は大きく、マーケットにとってサプライズとなった。ただ、それもいったん、マーケットに織り込まれた。米景気は一時的に減速するかもしれないが、その後、復興のための需要が出ることが米景気にプラスに働くとの見方も出てきた。

 米国債の発行上限引き上げを議会があっさり認めたことも、米景気にプラスと見られている。ハリケーンの被害が大きかったこと、北朝鮮の脅威が強まっていることなどから、「今、債務上限問題でもめて政治を混迷させてはならない」とのムードが議会にできたと考えられる。

 こうしたマーケットのムード転換を受けて、一時下落していた米国株は反発した。

円高への不安もやや緩和

 米景気減速の不安や朝鮮半島有事への不安から、9月8日には一時、1ドル107.31円まで円高が進み、日経平均が売られる要因となった。ただし、今週は不安の緩和を受けて、1ドル110円台まで戻した。

 米景気への不安を映して、米長期金利がやや反発したことから、ドル高(円安)に反転した。

ドル長短金利の動き:2016年12月30日~2017年9月12日

ドル長短金利の動き:2016年12月30日~2017年9月12日
出所:ブルームバーグより楽天証券経済研究所が作成

 窪田氏は、このまま円高不安が消えるとは考えていない。米国で中央銀行の役割を果たす連邦準備制度理事会(FRB)が今後も、金融引き締めを続けるとの期待がドルを支えてきた。今後、FRBの金融引き締めに打ち止め感が出ると、さらなる円高が進むリスクもある。

 そこで注目されるのが、9月19~20日の連邦公開市場委員会(FOMC)だ。FRBの保有資産(米国債)縮小を決定し、引き締めを継続する姿勢を示すか、あるいは、政策変更なく、さらなる引き締めに慎重姿勢を示すのか、注目される。内容次第で為替と株にもう一度、波乱が起こる可能性もある。

 過去記事は、キーワード「日本株展望」から読めます。

ZDNet Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

特集

CIO

モバイル

セキュリティ

スペシャル

ホワイトペーパー

新着

ランキング

  1. クラウドコンピューティング

    Google Cloudセキュリティ基盤ガイド、設計から運用までのポイントを網羅

  2. セキュリティ

    仮想化・自動化を活用して次世代データセンターを構築したJR東日本情報システム

  3. ビジネスアプリケーション

    スモールスタート思考で業務を改善! 「社内DX」推進のためのキホンを知る

  4. セキュリティ

    Emotetへの感染を導く攻撃メールが多数報告!侵入を前提に対応するEDRの導入が有力な解決策に

  5. セキュリティ

    偽装ウイルスを見抜けず水際対策の重要性を痛感!竹中工務店が実施した2万台のPCを守る方法とは

NEWSLETTERS

エンタープライズ・コンピューティングの最前線を配信

ZDNet Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]