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日本株展望

輝き続ける理由は?--日本の「ビューティー7」に注目

ZDNet Japan Staff

2017-09-15 11:02

今日のポイント

  1. 地政学リスクや米ハリケーンを巡る過度の悲観がやや後退。米株高とドル反発が続くか否かが日経平均の戻りを左右。米税制改革の期待復活を受けた長期金利反発に注目
  2. 国内の化粧品・美容品主要銘柄「ビューティー7」の株価が優勢を続けている。アジア向け輸出拡大が業績改善期待の背景。安定成長が見込める息の長いテーマとして注目

 これら2点について楽天証券経済研究所チーフグローバルストラテジストの香川睦氏の見解を紹介する。

かく乱要因がいったん落ち着き「買い戻し」が先行

 今週前半は、朝鮮半島情勢に対する警戒感がやや和らいだことに加え、米国のハリケーン被害が当初予想を下回ったとの観測を受け、米主要株価指数が最高値を更新。リスク回避姿勢の後退でドル円が反発し、日経平均は3営業日連続で上昇した。

 図表1の下段グラフが示すとおり、米ダウ平均が値を上げ、為替で円安が進めば、200日移動平均線付近まで下落していた日経平均(上段)は反発しやすい状況だった。ただし、米国が発議した追加制裁決議を国連安保理が全会一致で決議した直後、北朝鮮政府は「米国が過去に体験したことのない最大の苦痛を与える」との報復意思を表明(12日)。景気や業績の堅調は株価の下支え要因だが、地政学リスクが再び相場のかく乱要因となるリスクに目配りが必要である。

 為替動向については、トランプ政権と共和党議会が「税制改革」を進展させる動きをみせており、米長期金利を反転上昇させる兆しとして注目したいと思う。

図表1:日経平均、米ダウ平均、ドル円相場の推移

図表1:日経平均、米ダウ平均、ドル円相場の推移
出所: Bloombergのデータより楽天証券経済研究所作成(2017年9月14日)

国内の「ビューティー7」の優勢に注目

 今回は、国内上場の化粧品・美容品関連銘柄で株式時価総額が大きい主要7社である花王(4452)、資生堂(4911) 、コーセー(4922) 、ポーラ・オルビスHLDG(4927) 、ライオン(4912) 、ノエビアHLDG(4928) 、ファンケル(4921)を「ビューティー7(セブン)」と名付け、注目したいと思う。

 図表2は、1年前(2016年9月初)を起点に上記7銘柄の株価を平均化した指数をTOPIXと比較したものである。ビューティー7のパフォーマンスが株式市場平均よりも優勢で「輝いている」ことがわかる。

 個別銘柄ごとに「年初来騰落率」「1年前比騰落率」「5年総収益率(年率換算の配当込みトータルルターン)」を比較検証してみると、7銘柄すべてがTOPIXを上回ってきたことがわかる(図表3)。こうしたビューティー銘柄が優勢を続けている背景として、インバウンド(訪日外国人観光客)を中心として、海外からの化粧品・美容品需要が拡大している好環境が挙げられる。

図表2:「ビューティー7」の株価平均推移(1年前=100)

図表2:「ビューティー7」の株価平均推移(1年前=100)
出所: Bloombergのデータより楽天証券経済研究所作成(2017年9月14日)

図表3:化粧品・美容品関連の主要7銘柄(株式時価総額の降順)

図表3:化粧品・美容品関連の主要7銘柄(株式時価総額の降順)
出所: Bloombergのデータより楽天証券経済研究所作成(2017年9月14日)

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