日立製作所は9月15日、10月1日付の職制改正で「情報セキュリティリスク統括本部」を新設すると発表した。最高情報セキュリティ責任者(CISO)に、代表執行役 執行役副社長 社長補佐 CSOの西野壽一氏が就任する。
情報セキュリティは、これまで最高情報責任者(CIO)が管掌するIT統括本部が担当していたが、執行役社長兼CEOの直轄となるCISOおよびCISOが管掌する情報セキュリティリスク統括本部を新設することで、独立体制とする。
新設について同社は、「情報セキュリティガバナンスを最も重要な経営課題の一つと位置づけ、グループ全体の情報セキュリティガバナンスを一括して推進するため」と説明。同統括本部は「ネットワークにつながる全ての製品や社内設備」を対象に、情報セキュリティガバナンスやサイバーリスク対策を担うとし、そこでの知見を外部顧客向けに提供する製品やシステム、サービスに反映させるという。