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海外コメンタリー

ビッグデータ活用をカギにデジタル変革を実現--5つの事例に学ぶ - (page 2)

Conner Forrest (TechRepublic) 翻訳校正: 石橋啓一郎

2017-09-28 06:30

 同氏は利用しているツールに関して、チームのデータアナリティクスには、Informaticaのデータ管理プラットフォームが重要な役割を果たしていると述べている。同社はカブスと協力して、エンタープライズデータウェアハウスを構築した。

 McIntyre氏は、ビッグデータの活用を検討しているほかの組織に対するアドバイスとして、最初は一部の部門がデータの統合を受け入れるのに時間がかかるため、困難な取り組みに思えるはずだと警告する。

 「各事業部門に、データやテクノロジが目標達成にどう役立つかを理解してもらい、プラットフォームを信頼してもらうことが重要だ」と同氏は述べている。

2.Zappos

 オンライン小売店のZapposは、約2年前に自社のデータウェアハウスをクラウドに移すことを決定した。同社のエンタープライズシステム担当ディレクターSaul Dave氏によれば、Zapposはまず、「SAP Business Warehouse」(BW)環境を「Amazon Web Services」(AWS)上にホストされた「HANA」に移行することから始めたという。

 最初の移行が成功し、それにともなう知見が得られたあと、同社はほかのSAPのシステムも、AWS上のHANAに移行することを決定した。同社はまた、SAPおよびAWSと協力して、両社が利用できる、リアルタイムデータ管理のためのクラウドベースの概念実証モデルを構築した。

 「両社は協力してイノベーションを進め、『SAP ERP Central Component』(SAP ECC)を『Oracle Database』を実行しているオンプレミスインスタンスから、HANA上でSAP ECCを実行している、メモリを最適化した『AWS X1』インスタンスに素早く移行する手法のテストを行った。この作業はすべて、中核的なビジネスプロセスに関する既存のSAPアプリケーションを使い続けながら行われた」とDave氏は述べている。

 Dave氏によれば、システムをクラウドに移したことで、システムの性能は劇的に向上したという。それに加え、このことは同社のビッグデータとクラウドに対する投資を社内で認めてもらうことにもつながった。

 「エンドユーザーは、たとえどれだけクエリが複雑で、何人のユーザーがシステムに同時にアクセスしていても、実行したクエリの結果がすぐに返ってくると安心できるようになった」とDave氏は言う。「主要なビジネスプロセス全般で性能が向上し、3倍から240倍高速になった上に、クエリのタイムアウトも発生しなくなったため、従業員の生産性は向上した」

 Dave氏は、クラウド上でビッグデータを利用することを検討している企業に対して、同様の移行を行った企業を探し、移行プロジェクトに必要なハードウェアアーキテクチャを提供できる、経験豊かなベンダーを選択すべきだとアドバイスしている。

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