MS、「SQL Server 2017」を10月2日に一般提供へ--LinuxやDockerにも対応

ZDNET Japan Staff

2017-09-26 11:42

 MicrosoftがLinux、「Windows」、および「Docker」で動作する「SQL Server 2017」の一般提供を米国時間10月2日より開始する。オンプレミスとクラウドの違いに関係なく、複数のプラットフォームをまたいで動作するソリューションを提供するのが狙いだ。

 MicrosoftとRed Hatは9月25日、「Red Hat Enterprise Linux」(RHEL)版SQL Server 2017を提供することを発表した。Microsoftによると、RHELはSQL Server用のリファレンスLinuxプラットフォームであり、「性能やセキュリティ機能、安定性、信頼性、管理可能性で業界をリードする」同プラットフォーム上でSQL Serverを提供することによって、SQL Serverのエンタープライズデータベースおよびアナリティクス機能を拡張するという。

 ユーザーは、SQL Serverの性能とセキュリティ機能をLinuxワークロードで使用できるようになる。RHEL版SQL Server 2017は複数のワークロードに組み込まれたインメモリテクノロジによって、OLTP(オンライントランザクション処理)データベース機能やエンタープライズ向けデータウェアハウジングを提供する。SQL Server 2017は言語とプラットフォームの選択肢、DevOpsを促進するコンテナサポートも提供する。また、データセンターや「Azure」仮想マシン、「Red Hat OpenShift Container Platform」上で動作するコンテナなどでも動作するとしている。

 Microsoftは9月25日から29日まで、フロリダ州オーランドで「Ignite」カンファレンスを開催している。初日にはこのほか、「Microsoft 365」の新たな2つのバージョン「Microsoft Teams」に関する計画「次世代の」AI開発関連ツールなどを発表した。

ZDNET Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

ZDNET Japan クイックポール

所属する組織のデータ活用状況はどの段階にありますか?

NEWSLETTERS

エンタープライズコンピューティングの最前線を配信

ZDNET Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]