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ビッグデータ活用によるデジタル変革で陥りやすい7つの落とし穴 - (page 2)

Alison DeNisco (Special to ZDNet.com) 翻訳校正: 石橋啓一郎

2017-10-11 06:30

2.データを収益化できない

 多くの企業は、一度使ったデータは不要になると考えている。しかしLaney氏は、「あらゆるデータを活用する方法を、本当に幅広く検討する必要がある。データは何度も利用できるし、鮮度が落ちる前に利用すべきだ」と述べている。

 データの収益化とは、データの販売やデータ利用のライセンス供与だけを指すわけではなく、データからある程度の経済的利益を生み出すあらゆる方法を意味する。Laney氏は、レポートの作成が自己目的化してしまっては意味がないと述べている。むしろ企業は、データを収益化することに力を入れるべきだ。

 Gartnerは数百件のビッグデータの利用事例を分析した。Laney氏はその結果、経済的利益を生み出すことは「美しい円グラフを作成することとはほとんどまったく関係がない」ことが明らかになったと述べている。「重要なのは、経済的利益を生み出すビジネスソリューションのためにビッグデータを使うことだ」

3.同じ業界にばかり目を向ける

 デジタル変革にビッグデータを利用しようとする企業は、同じ業界のほかの企業にばかり目を向けていることが多い。

 Laney氏はそのような企業に対して、「いつも率直に『なぜ2番手になりたがるのか』と言っている」という。むしろ経営陣は、小売業界からヘルスケア業界まで、さまざまなほかの業界に目をやり、別の業界のアイデアを取り入れられないかを考えるべきだ。このやり方であれば、1番手になり、競争で優位に立つことができるかもしれないと同氏は言う。

 「企業は、同業他社やそれらの企業が持っているデータにばかり注目するのをやめる必要がある」とLaney氏は語っている。

4.社外のデータを無視する

 Laney氏は「多くの人は、他にもデータがあることを知っているのに、社内で収集したデータにばかりこだわる」と述べている。「そういう人たちは、ソーシャルメディアやシンジケートデータ配信プロバイダー、ウェブコンテンツから収集したデータを利用することによる相補的なメリットに気づいていない」

 また多くの企業は、データのやりとりを交渉できる可能性のある、サードパーティーパートナーを持っている。「本当にゼロから考えられる企業であれば、自由に利用できるこれらのコンテンツを手に入れようとするはずだ」とLaney氏は述べている。

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