インターネット経由で複数の鍵を一元管理できるIoTサービス「RemoteLock」を展開する構造計画研究所は、マーケティング統合管理ツール「HubSpot」を導入した。インバウンドマーケティングエージェンシーの24-7が9月22日に発表した。
RemoteLockは、法人から個人まで幅広い消費者を対象としたサービス。その販売戦略の軸の一つであるウェブマーケティングにおいては、従来の商談形式で対応を進めていけば業務処理が回らなくなると考えられていた。そのため、マーケティングからセールスまでの業務フローや、そのスケーラビリティを確保する方法を検討する必要があった。
マーケティングオートメーション(MA)ツールと顧客関係管理(CRM)ツールを個別に導入するという選択肢もあったが、限られたスタッフに煩雑な運用を強いる可能性があるとして、統合運用が可能なツールを求めていた。
HubSpotによるウェブサイトの構築後は、主に営業活動の効率化に注力した。興味関心の高い見込み客(リード)へのアプローチから、商談へと発展した取引をツールで管理することにより、それぞれのステージごとの進捗やアプローチ方法の適切化が可能になった。確度の高い潜在顧客へのアプローチに抜け漏れがなくなり、業務全体の効率化につながったとしている。
HubSpotの導入からおよそ6カ月間で約1000件の新規リードを獲得、この期間のリードから顧客へとつながったコンバージョン率(CVR)は16%に達し、当初の計画より高い数値となった。