Oracle OpenWorld

オラクルのハードCEOが語ったAIへのアプローチ

Stephanie Condon (ZDNet.com) 翻訳校正: 村上雅章 野崎裕子 2017年10月03日 16時28分

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 Oracleの最高経営責任者(CEO)Mark Hurd氏は、カリフォルニア州サンフランシスコで開催中の年次カンファレンス「Oracle OpenWorld 2017」において米国時間10月2日、人工知能(AI)に対する同社のアプローチと、顧客をクラウドに移行させるための戦略について繰り返し語った。

 Oracleは同カンファレンスで、同社のポートフォリオを横断する、AIを活用した一連の製品や機能を発表している。これには、AIを搭載したSaaSアプリケーションだけではなく、自律型データベースや、自動化されたサイバーセキュリティシステムなどが含まれている。

 Hurd氏は基調講演でAIに関する同社の哲学についてもあらためて語った。その哲学とは、AIをスタンドアロンのアプリケーションとして実現するべきではないというものだ。

 同氏は「皆が目にするのは結局のところ、これらの個々のユースケースに直接組み込まれたAIだ」と述べた。つまり、企業は「何らかのAIソリューションにデータをエクスポートするのではなく」、例えば顧客を維持するためのツールなどにAIを直接組み込みたいと考えるはずだ。

 同氏の言葉は、Oracleの創業者兼最高技術責任者(CTO)であるLarry Ellison氏の基調講演の内容を受けたものだ。Ellison氏の基調講演では、自動化と、機械学習の革新的な性質に焦点が当てられていた。

 Hurd氏はOracleのクラウド戦略についても繰り返して語り、「まずアプリを適切なものにする」と述べた。そして次の優先事項として、「われわれのプラットフォームを書き換え、クラウド向けに作りかえる」と述べ、「その後、顧客のクラウドへのシフト、あるいはクラウドでの新規開発を可能にするために、われわれのインフラ戦略を本気で立て直す」と続けた。

 またHurd氏は、「クラウドに向けたこの動きは避けることのできないものであり、興味深い進路変更というものではない」と付け加えた。

 Oracleの直近の決算報告によると、同社はクラウド戦略を順調に推し進めているようだ。9月に発表された同社の2018会計年度第1四半期決算報告では、クラウド事業が前年同期比51%の伸びを示すとともに、売上、利益ともに期待を上回っていた。

この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

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