JTBグループでインターネットオンライン販売事業を手掛けるi.JTBは、ビジネスインテリジェンス(BI)ツール「Domo」を導入した。商材を超えた全社横断の販売額や収益率、先行販売や予約キャンセルの状況把握などに役立てる。ドーモが10月2日に発表した。
Domoは、経営層やビジネス部門の従業員が必要なデータに容易にアクセスして迅速に意思決定することを目的に開発された分析基盤。ビジネスのニーズにあわせて柔軟にカスタマイズ可能で、意思決定者はリアルタイムに戦略的機会を把握し、アクションにつなげることができるとしている。
データアナリストだけでなく、経営層やビジネスリーダーまでが、自分に必要なデータや指標をもとに行動することができる点が評価された。i.JTBはこれまで、商材やブランドごとに異なるシステムを運用しており、全社を横断した実績集計に大きな工数を要していた。
将来的には、広告やウェブ解析、会員データベースなどの基幹データも統合し、コスト管理も含めた全社的なビジネス最適化基盤として活用していく予定としている。