IBMは現地時間10月4日、オーストラリアのシドニーに拠点を置く小規模なデジタル関連コンサルタント企業Vivant Digitalを買収する意向を発表した。金銭的な条件は明らかにされていない。
IBMはVivantを「IBM iX」部門に吸収する計画だ。また、Vivantの創業者であり、最高経営責任者(CEO)でもあるAnthony Farah氏は、IBMでオーストラリア/ニュージーランド担当のデジタル戦略とiXのリーダー(Digital Strategy and iX Leader)としての役割を担うことになる。
IBMによると、Vivantは金融サービス業界や流通業界において確かな実績を持つという。また、Vivantのデザインに対するアプローチは、顧客のビジネス戦略策定を支援するために、行動科学やデータ、テクノロジを取り入れているという。
IBMはiX事業の持つ力を世界的に拡大し、より多くの顧客にリーチする取り組みを続けてきている。今回の買収は同社にとって、こうした拡大に向けた戦略的な動きであるとともに、オーストラリア市場でより強固な足場を築くという目的がある。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。