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日本株展望

ゲームチェンジ--沈む企業・伸びる企業を見極める - (page 2)

ZDNet Japan Staff

2017-10-05 11:24

自動車で始まるゲームチェンジ

 自動車にもゲームチェンジが起こりつつある。イギリスやフランス、中国、インドは将来、ガソリン車やディーゼル車の販売を禁止し、電気自動車(EV)中心の社会に切り替える検討を始めた。自動車王国、日本にとって主役の座が変わる可能性が出たことは、重大な危機と考えられる。

 実際にEVが自動車の主役になるのは、まだ10~20年先と思われる。便利で安価なガソリン車中心の世界がそんなに簡単に変わるはずはない。しかし、株式市場では、ガソリン車を製造するインフラにどっぷり漬かっている企業を低く評価し、自動車の電装化を進める企業を高く評価する流れが定着している。

 EV関連の勝ち組と負け組はまだはっきり見えてこない。それでも、自動車分野を拡大していく電子部品や部材が勝ち組となり、内燃機関(ガソリンエンジン)を製造するインフラを持つ自動車と自動車部品が負け組となる方向性は見え始めている。以下の3銘柄は勝ち組に入っていく企業として注目している。

自動車用の精密モーターを拡大:日本電産(6594)

自動車用半導体で世界第3位:ルネサスエレクトロニクス(6723)

EV大手である米テスラに自動車用電池を供給:パナソニック(6752)

医薬・金融・サービス業でも進むゲームチェンジ

 ゲームチェンジは幅広い産業で起こりつつある。医薬品産業もそうだ。バイオ医薬品が主流の時代に入りつつある。バイオ医薬品は副作用が相対的に少なく、治療が困難だった三大疾患(ガン、ウイルス性疾患、アレルギー性疾患)に治療の道を開く。この流れについていけない医薬品大手はいずれ衰退していくことになるだろう。

 今はまだ小さな流れだが、金融分野では10~20年かけて、FinTech主流の時代に変わっていくと予想される。既存の大手銀行や証券、保険会社も、この流れについていけなければ、長期的に衰退していくことになるだろう。

 サービス産業でも大きな変革が起こりつつある。人手不足が常態化し、医療や介護、保育などさまざまな分野で供給不足が深刻化。近い将来、サービスロボットの商業利用が本格化することだろう。人とロボットが協業して、良質なサービスを大量生産する流れをしっかり見ていく必要がある。

 ディスプレイ業界にもゲームチェンジの兆しが見えている。現在、テレビやスマホの画面は液晶が主流だが、有機ELディスプレイに置き換える動きが出ている。有機ELの方が液晶よりも画面が明るくて見やすく、かつ、省エネにすぐれていることが注目されている。アップルが11月に発売する「iPhone X(テン)」で、有機ELディスプレイを採用することで、株式市場でも有機EL関連株が盛り上がり始めた。

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