調査

クライアント仮想化、2017年のROIは383.4%、投資回収期間は10.7カ月--IDC調査

NO BUDGET 2017年10月10日 12時22分

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

 IDC Japanは10月4日、クライアント仮想化市場を対象に投資対効果(ROI)の算出を分析を実施。2013年以降の過去5年間、クライアント仮想化のROIは300%を超えていることが分かった。2017年のROIは383.4%で、投資回収期間は10.7カ月。初期投資額、年次投資額、ベネフィットはそれぞれエンドユーザー1人あたり23万6467円(1年分)、6万2724円(1年分)、77万9127円(1年分)と算出された。

クライアント仮想化製品のベネフィット
クライアント仮想化製品のベネフィット(出典:IDC Japan)

 IDC Japanは、ROIの分析手法として、ベネフィットをエンドユーザー、IT管理者、企業全体の3つに区分している。エンドユーザーのベネフィットが占める割合が最も高く全体の65.7%を占め、IT管理者のベネフィットは28.6%、企業全体のベネフィットは5.7%だった。

 エンドユーザーの1日あたりの平均使用時間は3.9時間で、従業員普及率は44.5%。製品の導入によって、エンドユーザー、IT管理者およびITスタッフ、企業全体でそれぞれ25.0%、34.1%、26.7%のベネフィットの増加効果が見られた。

 2016年との比較では、2017年はシステム拡張などによる投資金額の増加割合が、ベネフィット(リターン)の増加割合を上回った。これにより、ROIはやや低くなるという結果となった。

 ストレージの性能向上や容量拡大、ネットワーク関連の投資が増加したことにより、1ユーザーあたりの投資額は増加傾向にあり、ベネフィット(リターン)は増加しているが、総体的な投資分に対しては2016年と比べて低くなったとしている。

 また、ROI算出に際する変動要因である、製品の使用率、従業員への普及率は年々増加しているとし、企業内での使用時間と追加導入がそれぞれ増加していると指摘している。

ZDNet Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

この記事を読んだ方に

関連ホワイトペーパー

連載

CIO
デジタル“失敗学”
コンサルティング現場のカラクリ
Rethink Internet:インターネット再考
インシデントをもたらすヒューマンエラー
トランザクションの今昔物語
エリック松永のデジタルIQ道場
研究現場から見たAI
Fintechの正体
米ZDNet編集長Larryの独り言
大木豊成「仕事で使うアップルのトリセツ」
山本雅史「ハードから読み解くITトレンド放談」
田中克己「2020年のIT企業」
松岡功「一言もの申す」
松岡功「今週の明言」
内山悟志「IT部門はどこに向かうのか」
林 雅之「デジタル未来からの手紙」
谷川耕一「エンプラITならこれは知っとけ」
大河原克行「エンプラ徒然」
内製化とユーザー体験の関係
「プロジェクトマネジメント」の解き方
ITは「ひみつ道具」の夢を見る
セキュリティ
企業セキュリティの歩き方
サイバーセキュリティ未来考
ネットワークセキュリティの要諦
セキュリティの論点
スペシャル
ざっくりわかるSNSマーケティング入門
課題解決のためのUI/UX
誰もが開発者になる時代 ~業務システム開発の現場を行く~
「Windows 10」法人導入の手引き
ソフトウェア開発パラダイムの進化
エンタープライズトレンド
10の事情
座談会@ZDNet
Dr.津田のクラウドトップガン対談
Gartner Symposium
IBM World of Watson
de:code
Sapphire Now
VMworld
Microsoft WPC
Microsoft Connect()
HPE Discover
Oracle OpenWorld
Dell EMC World
AWS re:Invent
AWS Summit
PTC LiveWorx
吉田行男「より賢く活用するためのOSS最新動向」
古賀政純「Dockerがもたらすビジネス変革」
中国ビジネス四方山話
ベトナムでビジネス
日本株展望
企業決算
このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]