環境を問わず総合的なデータ管理を促進する360度データ管理の新機能
新たに発表したのは、Veritas NetBackupの最新版「Veritas NetBackup 8.1」と新機能、「Veritas Information Map」の新コネクタ、そしてアプライアンス「Veritas NetBackup 5340 Appliance」だ。
Veritas NetBackup 8.1は、物理/仮想サーバ、マルチクラウドなど環境を問わずにデータやワークロードに対してバックアップやアーカイブ、リカバリを実行、一元管理のための単一コンソールを提供。9月26日にリリース予定だ。
中でも特筆すべきは、デデュープ技術「Veritas NetBackup CloudCatalyst」と、「Veritas NetBackup Parallel Streaming」を新規に追加した点だ。Veritas NetBackup CloudCatalystは、高度な重複排除機能で、他社の3倍以上の速度でデータをクラウドにバックアップでき、クラウドストレージ容量や運用コストの大幅削減に貢献する。
同機能は、ライセンスソフトウェアまたはアプライアンス「NetBackup Cloud Catalyst 5240 Appliance」のいずれかで実装可能だ。一方のVeritas NetBackup Parallel Streamingは、NoSQL、Hadoop、Cassandraなど、大量のデータを生成するワークロードに対して効率的なバックアップ保護を提供する。Nutanixのハイパーコンバージドインフラストラクチャ(HCI)上のワークロードにも対応する。
Veritas Information Mapは、これまでのVeritas Backup Exec、Veritas Enterprise Valut、Veritas Access向けコネクタに加えて、Azure Storage、OneDrive for Business、SQL Server、Google Drive、Google Cloud Storage、Oracle Database、Boxなど、新たに23のリポジトリ向けコネクタを追加した。
より広範なリポジトリでデータの保持や移動、破棄などライフサイクル管理を実現できるようになり、HIPAA(医療保険の携行性と責任に関する法律)やGDPR(EU一般データ保護規則)への対応に有用だ。コネクタは新規追加された「Connection Center」から一元管理できる。コネクタは無償で、次四半期以降に提供開始予定。
Veritas NetBackup 5340 Applianceは、オンプレミス用のアプライアンスだ。容量は1.92PB、ターゲットデデュープ機能の有効時で52TB/時以上のハイパフォーマンスを実現する。「顧客は異なるニーズがあり、選択肢の1つとしてアプライアンスを提供することも重要だ」(Palmer氏)
Veritas NetBackup 5340 Appliance