Microsoft Azureと戦略的パートナーシップで提携
以上で挙げた新機能などに加えて、360度データ管理ソリューションをAzure上ですべて利用可能にするための、米Microsoftとの戦略的パートナーシップの提携も発表された。Veritas Enterprise VaultのアーカイブデータのMicrosoft Azure Blob Storageへの移行やオンプレミスのEnterprise VaultからMicrosoft Auzre上のEnterprise Vaultへの移行など、バックアップやリカバリ先としてMicrosoft Azureを利用できるほか、Veritas Information MapでMicrosoft Azure Blob StorageやAzure File Storage上の非構造化データの可視化および管理なども行えるようになる。
「360度データ管理ソリューションを最初に自社採用したのは、Microsoftだ。Veritas製品とのシナジーは非常に高いと考える。従来オンプレミスを中心にデータ管理してきたものをクラウドへ移行するには、本来であれば工数も負担も大きい。データ管理において俊敏性や弾力性、コスト削減を提供できるAzureとVeitasであれば、シームレスな製品間連携を通じて多くのメリットや価値をユーザーに届けられる」。米MicrosoftでCTO(最高技術責任者)を務めるMark Russinovich氏は、Azureの魅力やVeritasとのシナジー効果を熱く語った。
米Microsoft、CTO、Mark Russinovich氏
「これからのデータ管理ソリューションは、データ管理ができるインテリジェント性を備え、アナリティクスを提供し、そして何よりもクラウドネイティブであることが必須だ。次世代の進化を後押しするAPIやSDKの公開など、新たな取り組みの本格始動も近々発表を予定しているので、ぜひ今後も注目してほしい」(Palmer氏)