日本株展望

堅実な資産形成を考えるならまず3メガ銀行を考えてはどうか

ZDNet Japan Staff 2017年10月12日 10時29分

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今日のポイント

  1. 初心者は、堅実経営の好配当利回り株から投資を始めると良い。人気の成長株は魅力的に見えるが、高リスク高リターンなので「機動的な損切り」ができる中上級者向き
  2. 3メガ銀行は、好配当利回り株として長期投資する価値が高いと考えている

 これら2点について、楽天証券経済研究所長兼チーフストラテジストの窪田真之氏の見解を紹介する。

株式投資の初心者は割安株への小口投資から

 投資する銘柄を選ぶとき、「成長の魅力にあふれる人気銘柄」と「あまり人気がない割安銘柄」では、どちらがいいと思うだろうか?

 「人気銘柄」は往々にして株価はすでに大きく上昇している。一方、「割安株」は人気がないので株価が低迷している。どちらもそれぞれ投資する価値はあるのだが、取るべき投資手法は異なる。

 25年間、日本株のファンドマネージャーをやってきた経験から得た投資戦略は以下の通りだ。

人気の成長株は短期投資

 人気が冷めないうちに早めに利益確定。失敗して、株価が下がったときは早めに損切り。売買タイミングでは、テクニカル分析(売り手買い手のどちらが多いかチャートの動きや売買高から判断する方法)を重視。ファンダメンタル(企業業績や株価バリュエーション)も見るが、より重要度が高いのはテクニカル分析である。

不人気だが、収益基盤のしっかりした堅実経営の割安株に長期投資

 不人気なので株価の上値は重いが、いつの日か価値が見直されて株価が上がる日が来ることを予想しつつ、じっくり長期投資。配当利回りが高い(3%前後)ものを選べば、長期でじっくり持ちやすくなる。

 欧米に「タダのランチは存在しない」という格言がある。日本語の表現で言えば、「うまい話には裏がある」に近い意味だ。投資の世界では「簡単に儲かりそうな投資の裏には隠れたリスクがある」という意味で使われる。

 人気の成長株は、往々にして高リスク高リターン投資である。買ってすぐ儲かりそうなものほど、注意が必要だ。短期間で大きく上昇することもあるが、失敗すると大きく下がることもある。

 株価を1日中見ていることができるプロトレーダー(機関投資家)やデイトレーダーは有利。日中、別の仕事を持ちながら、そういうプロを相手にトレードするのは圧倒的に不利である。値動きの激しい株はリスクを負える一定の範囲に限定して投資するのはいいが、将来にわたってじっくり資産形成をするための投資対象には向かない。

 初心者が日本株への投資をスタートするなら、日経平均に連動するインデックスファンドから始めたら良いと思う。投資信託は、1万円くらいの少額から投資できるものが多いので、少しずつ時間をかけて積み立てしていくのにふさわしいといえる。

 ただし、インデックス投資だけではなく、個別株式に投資してみたい方には、まずは10万円以下で買える銘柄への小口投資から始めたら良いと思う。

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