日立製作所は10月10日、制御システム向けセキュリティ監視ソリューションを10月13日から提供開始すると発表した。
サイバー攻撃によるセキュリティインシデントが発生した際、事業継続可否の判断を実施、被害拡大を防ぐための一次対処を支援するもの。制御システム内のインシデント発生を早期検知し、従来特定が困難であった発生元や伝播ルート、影響範囲を分析・可視化する。
同ソリューションは、これまで日立が提供してきたSOC(SecurityOperation Center)と呼ぶセキュリティ監視サービスの適用実績と、長年にわたって培ってきた制御システムに関するノウハウや技術をもとにして開発された。
新たに開発したセキュリティ監視装置と、日立の「NX NetMonitor」をはじめとしたインシデント検知装置群を組み合わせて導入する。頻繁なシステム改修が困難な制御システムにおいても、導入後の検証コストや稼働リスクを最小限に抑えながら、保守員によるインシデントの早期検知と一次対処を実現する。
また、導入コンサルティングサービスでは、制御システムの構成や機器間のデータフローを熟知しているエンジニアと、情報セキュリティの設計・対策の経験が豊富なエンジニアが、ユーザーの制御システムに対して、インシデント検知装置の最適な設置箇所を提案する。
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