日本株展望

業績拡大の期待が強まり、日経平均の高値更新続く

ZDNet Japan Staff 2017年10月16日 10時24分

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今日のポイント

  1. 今年は、世界の政治不安が深まる中、世界同時の景気回復が継続。日経平均株価は業績拡大期待を受け、高値更新。解散総選挙で与党優勢の見通しが出ていることも買い材料に
  2. 先週、1ドル111円台に円高が進んだため、今週の日経平均は上値が重い可能性も

 これら2点について、楽天証券経済研究所長兼チーフストラテジストの窪田真之氏の見解を紹介する。

政治不安が続く中、業績拡大期待から日経平均の上昇が続く

 先週の日経平均は1週間で464円上昇し、2万1155円となった。好調な企業業績を評価して上昇する「業績相場」が始まっていると考えられる。ここで、日経平均の過去1年10カ月の動きを簡単に振り返る。

日経平均週足:2016年1月4日~2017年10月13日


出所:楽天証券マーケットスピードより作成

 日経平均の動きは、以下の3つの局面に分けて説明できる。

  • 2016年1~6月

     世界景気が悪化、世界中に政治不安が広がり、円高が進む中、外国人の売りによって日経平均は急落した。

  • 2016年7~12月

     世界景気が一斉に回復し始め、世界の政治不安がやわらぎ、円安が進む中、外国人の買いによって日経平均は急騰した。

  • 2017年1~10月

     世界同時の景気回復は継続。ただし、世界の政治不安はどんどん深まった。為替は当初円高が進んだが、最近は円安が進んでいる。

     そうした環境のもと、政治不安が深まる局面(4月、8月)では、外国人の売りが増えて日経平均は一時急落。しかし、景気・企業業績が好調であるため、政治不安が緩む局面で、外国人の買いで急反発した。

     10月に入り、日本の景気・企業業績が好調であることを見直す形で、日経平均の高値更新が続いている。

解散総選挙で、自民党敗北の可能性が減ったと解釈されたことが株高を後押し

 先週は、複数の世論調査結果から希望の党の支持が伸びず、与党が安定多数を確保するとの見通しが広がった。外国人投資家は、アベノミクス継続が望ましいと考えていることから、与党優勢の報道を受けて日本株をさらに買い増ししたと考えられる。

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