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日本株展望

いつまで続く?--資源安メリットからの世界丸ごと好景気

ZDNet Japan Staff

2017-10-18 11:00

今日のポイント

  1. 外国人買いで日経平均の高値更新続く。世界同時の景気回復が続いていることから、外国人は「世界景気敏感株」として日本株の組み入れを増やしている
  2. 2016年前半は、資源安ショックで世界景気が悪化。2016年後半以降は、資源安メリットが世界景気を改善する動きに。資源安メリットの恩恵は2018年まで続く可能性も

 これら2点について、楽天証券経済研究所長兼チーフストラテジストの窪田真之氏の見解を紹介する。

外国人の買いで日経平均の高値更新続く

 日経平均の高値更新が続いている。買っているのは外国人で、日本の個人投資家は売りに転じている。外国人は今、何を考えて日本株を買っているのだろうか。

 外国人から見ると、日本株は「世界景気敏感株」だ。世界景気に減速懸念が強まると、外国人はまず日本株を売ってくる傾向がある。逆に世界景気の回復が強まると、外国人は日本株を買い越す傾向がある。

 2016年後半から世界同時の景気回復が始まり、今も続いている。米国、中国、インドは好調だ。東南アジア、欧州、日本もようやく回復してきた。ブラジル、ロシアなど資源国の景気も持ち直している。そうした環境下、外国人は世界景気敏感株である日本株の組み入れを増やそうとしていると考えられる。

世界景気は資源安ショックから立ち直り、資源メリットを享受する局面に

 2016年1~3月は世界同時に景気が悪化した。ところが、2016年後半以降は世界同時に景気回復が続いている。世界経済はなぜ、一斉に悪化したり回復したりを繰り返しているのだろうか。窪田氏は、資源価格の動きが影響していると考えている。

WTI原油先物(期近)価格の月次推移:2000年1月~2017年10月(16日まで)

WTI原油先物(期近)価格の月次推移
注:楽天証券経済研究所が作成

 2000年以降のWTI原油先物の動きを簡単に振り返る。

・2000年~2008年前半

 中国、インド、ブラジル、東南アジアなど新興国の成長加速により、需要が大きく増加。供給が追い付かず、原油価格が急騰。

・2008年後半

 リーマンショックで世界不況が起こり、需要が一時的に急減したため、原油価格は急落。

・2009年~2011年

 中国の4兆元の公共投資などを支えに、世界経済がリーマンショックから立ち直ると、原油価格は急反発。

・2014、2015年

 「シェールガス・オイル革命」の影響で、原油供給が大幅に増加。原油需給バランスが崩れ、原油が急落。米国でこれまで採掘できなかったシェ-ル層に存在する天然ガス、原油が採掘できるようになる「シェール革命」が起こると、世界最大の原油輸入国であった米国は一気に世界最大の産油国になった。

・2017年

 原油需要の増加が続き、供給過剰が解消しつつあることから原油価格は反発。

 原油価格だけでなく、天然ガス、石炭、鉄鉱石、銅、ニッケルなどの天然資源は、2000年以降、原油とほぼ同じ動きをしている。それが、エネルギー、資源価格などから構成されるCRB指数の動きに表れている。

CRB指数の月次推移:2000年1月~2017年10月(16日まで)

CRB指数の月次推移
注:楽天証券経済研究所が作成

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