松岡功の一言もの申す

神鋼問題を受けて--“日本品質”をAIで支えよ - (page 2)

松岡功 2017年10月19日 10時00分

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品質管理のレベル向上に大いに役立つAI

 そこで筆者が一言もの申したいのは、「この品質偽装問題、AIを活用することで解消できないか」ということだ。そう思ったのは、とある製造大手の品質管理担当役員から先日、次のような話を聞いたからだ。

 「AI技術は品質管理のレベル向上に大いに役立つ。例えば、部品メーカーが作る製品の品質は、かつては確認しにくかったが、AIを活用すれば、従来よりも確実で不正のない検査が行えるようになる」

 もちろん、AIを活用して従来よりも確実で不正のない品質検査が行える仕組みを作る必要があるが、上記の話はまさしく今回の神鋼問題にあてはまるのではないか。

 さらに、もう一言もの申しておきたいのは、そうして作り上げたAIベースの品質管理ノウハウを、改めて“日本品質”として世界に広げていけばよいではないか、ということだ。実はこの発想も前出の役員からいただいたものである。つまり、ピンチをチャンスに変えるべく、もともとある日本品質をAIで仕立て直し、改めて日本のアドバンテージにするのである。

 ちなみに、前出の役員は「AIを活用した品質管理を軸に、設計、開発、製造といった一連のプロセスを統合管理することもできる」とも語っていた。この取り組みは、品質管理を軸にした“ものづくり改革”ともいえるだろう。

 まずは、日本品質をAIで支えよ。神鋼問題を受けて、こう申し上げておきたい。

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